派遣227日目ぶれない


中間試験成績発表の日。


予想していた通り、解答用紙ではなく、問題用紙に直接回答した学生が自分の点数が低すぎると、抗議してきた。彼らは30分ほど粘ってくる。しかし、ダメだと言って突っぱねて、自分のオフィスから帰す。本当のことを言うと、回答用紙に書こうが問題用紙に答えようが、どっちでもいい。ただ、両方の用紙への回答を有効にしてしまうと、他の学生も自分の分についても認めてほしい的なことを言い出すのを避けるためにした処置。他の理由としてはは後だしジャンケンよろしくルールを変えたくなかったので。


テストでも会社の人事考課でもなんでも評価する側で大事なのは、最初に決めた方針をころころ変えないことだと思う。いちいち変えていたら、評価される側は不信感を抱くし、それ以前に評価自体の妥当性も疑われる。ぶれないために必要なのは最初に方針をしっかりと決めておくこと。細かく言えば、想定される質問に対する回答を事前にシミュレートすること。大まかにいうと事前によく考えておくこと。日本で仕事していたときに大事だと思っていたこととなんら変わることはない。


ただ明らかな間違いは当然直す。採点ミスだったり、点数の合計を間違えるなど。



余談として、自分は歴代の政治家の中で柿澤弘治氏が嫌いである。理由はぶれているから。フワフワしているとも言う。彼は、

と政党を渡り歩いた政治家。それぞれの政党でそれなりのポストを得ていて、はた目から見ると調子のいい人物である。ノラリクラリと生きていくのは人としては全然有りだと思うけど、政治家とか人の上に立ったり、何かを代表して働くべき人ではないと思った。東京大学卒で大蔵省出身だから、ある程度の知識や教養はあったのだろうけど。こんなゴマすりな人が外務大臣になったり、叙勲されちゃったりする点で日本は不幸な国である。フランス革命のときだったら、ロベスピエールに、戦後のソ連だったらスターリンに真っ先に殺されている人物だろう。





夜の講義の際、しゃべり疲れて、キリのいいところでもなんでもなかったけど休憩をとる。振り返ってみると、原稿も使わず、1時間近くしゃべり倒した。内容の進みも早い。早めに話せるようになっている。今回の科目の講義が始まってから1か月ちょいの間だけれども、成長を感じた。自分の語学力はまだ伸びる。