派遣031日目現地語学訓練14日目

現地語学訓練14日目

午前の授業では自分の専門分野について模擬授業の形式のプレゼンテーションを行った。


自分は2進法と文字コードについて話した。専門的な話で単語も他の人にとっては難しい模様。しかしながらホワイトボードに書いた説明で若干のニュアンスは伝わったと思う。


警官に呼び止められる

午後は日本料理紹介。


ということで買出しなどの役割を決めて、自分のホームステイ先に集合することにしていた。自分は隊員連絡所へ包丁とまな板を取りに行く係。語学学校から隊員連絡所までは距離があるけれども、午前の授業の終わりから時間があいているので、シャパではなく歩いて向かうことにした。


しかしながら、これがよくなかった。


エドゥアルド・モンドレーン通り(Av.Edualdo Mondlane)を歩いていたところ警官に呼び止められた。パスポートを見せろとのことなので、パスポート代りに持っているDIRE(外交目的で来ている外国人が持っているID)を提示した。しかしながら、パスポートはどこだの一点張り。


パスポートは別の場所にあると言っていたら警察署に連れて行かれそうになった。もはや自分の語学力ではどうにもならない。やばいと思い、JICAモザンビーク事務所のT調整員に電話で連絡。警察官と話をしてもらうことにした。電話が終わった後、警察官も納得したみたいで解放されると思いきやお金を請求してきた。額は500MT(約2000円)。午後のスケジュールの時間がせまっていたのと、訳が分からない状況から早く解放されたかったので要求に屈して払ってしまった。


払い終えた後、T調整員に再び電話すると悪いことはしていないから払う必要はないと言われた。


その後、Y調整員とナショナルスタッフのMr.Miguelと一緒に車でその警官を探すことになった。道端からは確認出来なかったので、警察署に直接行って探すことに。その警察署にもおらず、その警察署の管轄の警官を車で集めてもらったものの見つけることは出来なかった。


そこの署長によると違う警察署に所属している警官なのではないかとのこと。とりあえず、その時点で自分は解放された。


この件があったので午後の授業終了後、JICAモザンビーク事務所に新隊員全員が緊急招集されて、安全対策の会議が行われた。絶対に金を渡さないということと、自分のことをちゃんとポルトガル語で説明できるようにしなければならないと注意を受ける。


財布の中にパスポートのコピーがあったのでそれを見せておけばと、今になって思う。


停電

夜、停電があった。何もできないので真っ暗な部屋でボーっとしていたらAnabelaからロウソクを渡される。ロウソクを渡されても、勉強したり本を読んだりできるほどの灯りではないので相変わらずボーっとせざるを得なかった。