派遣087日目第1号報告書作成


JICAというか日本国民の皆さんに向けて報告書を作成。


この報告書は第1号から第5号まであり、それぞれ赴任から
3か月、6か月、12か月、18か月、24か月(帰国間際)に書く必要がある。

目的としては以下の通り、

  • ボランティア自身が事故の活動の管理および評価を行う。
  • 事業関係者が情報を共有する。
  • 情報を広く国民を開示する。

青年海外協力隊は税金を使ったODA事業の中の一つなのでこのような3番目の義務がある(活動の内容は別にして)。


ここで書かれた報告書は東京広尾にあるJICA地球ひろばとかで見れる(らしい)。しかしながら、実際には2番目の目的で使用されることが多い。


例えば、同じ配属先に来る後任隊員がこれを参考にする。自分も前任のSさんとIさんの報告書を読み、配属前に心の準備をすることができた。


自分の場合は赴任から3か月が経つので第1号報告書を作成。第1号報告書で書くのは以下の内容。

  • 活動地域及び配属先の概要
    • 活動地域概要、抱える問題
    • 配属先の事業内容、組織体制(人員配置状況)
    • 配属先の援助受け入れ実績
  • ボランティアが所属する部局の概要
    • ボランティアが所属する部局の事業概要
    • 同僚の人数及び技術レベル
  • 配属先のニーズ
    • ボランティアに対して期待している内容
    • 当初要請時のニーズからの変更点
  • 活動計画準備状況
    • 活動計画策定に向けて行った現地調査等の準備状況及び配属先や関係者との打ち合わせの内容を具体的に記入する
  • 受入国の印象
    • 受入国の文化や生活習慣について記入する


上記の内容について、JICAのインターネットポータルを利用して記入する必要がある。


配属先のネット環境はナローバンド環境なので、ポータルがものすごい操作しずらかったのと、各項目が最大500文字改行15行までとなっているので、まとめきることができなかった。


特に受入国の印象は500文字でまとめきれない。原稿用紙500枚くらい必要かも。マプトとペンバだけ見ても違う国のように見えるから、それだけ分量がいる。


また、報告書を書くためにいろいろと管理部門のMr.Jordaoに質問メールをしてみた。配属先の大学の予算は年間200,000USドルとのこと。


下手すると自分ひとりを派遣するのと同じだけの値段がかかっている。ボランティアと云えど結果を出さなければいけない義務感を覚えた。