派遣111日目札束


現金の引き出し&両替を行った。


任地のペンバではなく、首都のマプトで行ったのは以下の理由から。

  • ペンバには両替商がない(配属先のMr.Jordaoに聞いたら、ブラックマーケットならと言われたぐらい)
  • 銀行で両替できるもののレートがマプトの両替商より悪い

ので。


というわけでSTANDARD BANKへGO。


小切手を自分で書くのは初めて。小切手の記入欄にあったLocal de emissaoがよく分からなかった。直訳すると「放出の場所」なので小切手を使う支店名のことだと推測。とはいえ支店名そのものがよくわからなかったので空欄のままにしておいた。銀行員によるとMaputoでいいとのこと。下手に書かないでよかった。


おろしたのは3,000USD。旅行とかをしなければ、来年の同じ時期まで十分持つ金額(旅行はクレジットカードを使う予定)。


さすがにこれだけの大金を持ち歩くことは日本でもない。両替商までの道のりは緊張せずにはいられなかった。


STANDARD BANKから歩いて10分ぐらいのところにある両替商で両替。1USD = 28.80MT(メティカイシュ) ペンバだと27.9MTなので1MT(4〜5円)ぐらい違う。


3,000USDなので86,400MT。


1,000MT紙幣で渡してくれるかと思いきや、500MT紙幣×100枚+200MT紙幣×182枚の計282枚の札束の塊がきた。そのボリュームに圧倒される。とりあえず数え間違いがないことを確認。あまりに数が多いので手こずる。日本の紙幣のようにピンとしてはおらず、シワクチャなのでさらに数えにくい。


この札束の塊をメティカイシュ口座に預けるため、再びSTANDARD BANKへ。


両替商に来た時以上に生きた心地がしなかった。念のためにと思ってカバンを持ってきてよかった。裸でこの札束をもっていたら確実におそわれていたに違いない。


銀行の口座に金を預ける際に記入用紙に必要事項をかく必要がある。

  • 氏名
  • 電話番号
  • 預入金額
  • 口座番号
  • 署名

預入金額は2か所書く必要があり、アラビア数字とポルトガル語で書く欄がそれぞれある。


86,400MTをポルトガル語で書くと

Oitenta e seis mil e quatrocentos Meticais。

漢字で書く時と同様に面倒くさい。総じて外国人の書くアルファベットやアラビア数字は読みにくいのでこういう措置が取られているのだと思う。


自分が日本人ということを差し引いても、日本人の書くアルファベットが一番丁寧で読みやすいと思う。


quatrocentosがなかなか思いだせず苦戦する。400MTも普段の買い物やレストランの食事で出さないし、もともと数字の表現は英語でも弱いところ。


近くにいたモザンビーク人に訪ねて、何とか記入を済ませる。
「Ajude-me por favor(英語で言うとPlease Help me)」を使う。ただただ恥ずかしかった。