派遣128日目茶褐色の物体
午前中は授業がなかったので、昨日から遊びにきているHさんと一緒にペンバ湾があるオールドタウンを散策。
ペンバ湾が何度か来ているものの飽きることがない。今日は珍しく貨物船が停泊していたので、写真を何枚か撮影した。
岸辺に寄ってみるとモザンビーク人が数人、逃げるように去って行った。実際に岸辺を歩いてみると、茶褐色の物体があった。
ウンコである。
しかも至る所に。
去って行ったモザンビーク人はズボンのベルトをカチャカチャやっていたので大便をしていたことに間違いない。
世界遺産に指定されているモザンビーク島の海岸でも同じような光景見られたのでそれほど驚きはない。とはいえ、モノ自体を見たのは初めて。かなりでかい。モザンビーク人がたくさん食べるためなのか、ため込んでから出すタイプのどちらなのかはわからない。
昼食は配属先の大学の近くにあるSAMARというレストラン。自分は黒ビールで煮た鳥肉、Hさんはタコを調理したものを注文。モザンビークでタコが食べれるとは思わなかった。Hさんはテテ州という内陸部に配属されているので、さらにテンションが上がっていた。
夜、大使との会食がWimbiビーチにあるレストランであった。
大使はカボデルガド州へ出張にきており、ペンバ市は今日の午後から明日の昼まで滞在する予定。
会食に集まったのは
とりあえず、会食はほぼ大使のトークで終わった。大使の知識量は半端ではなかった。モザンビークの歴史についてはもちろんのこと、他の国のことについてもいろいろと知識を持っている。
多分、放っておいたら1週間でも2週間でも話し続けられるのではないかと思った。
それ以上に書記官のSさんが気になった。
今回の会食をコーディネイトしてくれたのはSさん。
レストランの候補は前もって大使館のスタッフの方に自分から別のレストランを推薦しておいたものの、大使からの要望で推薦していたレストランとは違うところで行うことになった。今回会食を行ったレストランも悪くはないものの、料理が出るのが異常に遅いという欠点があるのであえて推薦しなかった。
Sさんは今回の会食の参加者を集めるために我々一人に電話をしたり、大使からの急なリクエストに答えたり、レンタカーの手配をしたりと、何かと大変そうであった。食事も二の次で大使や参加者に気を遣っていた。
こういう仕事っていわゆるテレビ局のADなんかと同じじゃないのと失礼ながら思ってしまった。
- 会食の手配→打ち上げの飲み会の予約
- 大使からの急なリクエストにこたえる→プロデューサーからの無理難題をこなす
- レンタカーの手配→ロケバスの手配
Sさんのように美人(大使館職員の方はなぜか美人が多い)で、国家公務員試験に合格し、英語もポルトガル語も堪能という才能にあふれる人がモザンビークのようなわけのわからない(失礼)発展途上国で雑用をやっているのがすごく不思議に思えた。
多分、それ以外の仕事もあるのだろうけどS大使は現場に出るのを好む方らしいので、雑用みたいな仕事も少なくないと思うと若干切ない。
大使館という組織に興味をもったので、大使だけでなく、Sさんをはじめとした他の職員の方にインタビューをしてみたい。