派遣253日目夏バテ


朝起きるのがしんどい。いつになく調子が悪い。昨日、炎天下の中で長い間(30分弱ぐらい)歩いた影響か。


いろいろと移動していたので普段より体力を使ったのは確か。事実昨日の18時には寝ていた。疲れもとれていない。休もうかどうか悩んでいたけど、その間に大学のバスが来てしまったので、勢いで行くことにした。


授業はないけれども、休みたくなかったのは情報学部内で会議があったから。会議で話されたことを後から他のスタッフに聞くのは面倒。Excuse meと言って、他のスタッフのオフィスに入り、わざわざ彼らの仕事を止めて、会議で話し合われたことを聞き出すというテンションは自分にはない。


会議は何とか乗り切ったものの、昼に限界がくる。自分のオフィスで椅子を三つ並べて寝ることに。木の椅子なので、大変固い。しかし、体のしんどさにはかなわなかった。


2時間ほど寝たあと、少し楽になった。40度近くまで気温が上がる環境なので、無茶はできない。昼間に歩きまわるのは自殺行為だ。日本ではなったことがないけれども、これが夏バテというものなのだろうか。


余談として、昨日Oさんと話した中で、米(国ではなく農産物の方)についての話題があがった。炊飯器も持っているのに何故普段米を炊かないのかという質問をされたときに、いろいろと理由があった中で次のような回答をした。


「水を多く使うから」


米を食べる場合

  1. 米を研ぐ
  2. 炊くためにジャーもしくは鍋に水をいれる
  3. 茶碗を洗う
  4. 炊飯器を洗う

のに水を使う。特に炊飯器の性能が悪いので焦げ付いてこびり付いた米粒を取るのに他のものよりも水を使ってしまう。Oさんがケニアにいたときも地方に配属された多くの隊員が同じように米は水を使うので滅多に食べることが出来無かったらしい。水道がなく川まで毎日水を汲みに行ってたぐらいの環境とのこと。自分のところはそこまでひどくはないけれども、米を炊くよりも水が大事という考えはおそろしく共感できる。


そんなわけで、JICAはモザンビークだけでなくウガンダなどのアフリカ諸国で米の増産を支援しているけれども、現地人が米を食べれるようにするためには安全な水を手に入れやすい環境を作る努力もしていかないといけない。モザンビーク人やマラウィ人が調理が大変でそんなうまくない(これは個人的主観)シマを毎度毎度作っているのも(作らざるをえないのも)そういう事情があるのだと思う。