派遣269日目得点調整/同期隊員が任地訪問

昨日、一昨日と再試験を行った、Fundamental of Information TechnologiesとPC Hardware and Softwareについて得点をまとめた。


残念ながら、合格点に達していない学生が多かった。成績の承認をしてもらうために学部長のMr.Mafoloにサインをもらいにいく。しかしながら、いつものようにすんなりサインをもらうことが出来なかった。理由はパスした学生が少なかったため。


聞いてみると再試験で大多数の人ができない問題があった場合、その問題を除いて合格点を出さなければならないらしい。満点が100点のテストで合格点が50%以上とらなければならない場合、合格点は50点以上になる。そしてそのテストで皆が出来なかった問題の点数が10点の場合、満点は90点、合格点は45点になる。


ということで、もう一度すべての解答用紙をチェックせざるをえなくなった。学生を救うにはこういう方法しか無いし、再試験対象の学生が大量に残るのは大学にとって運営上負担になる。しかしながら、釈然としない気持ちは残る。合格点をかさ上げするだけで、学生たちが本当にものごとを理解したことにはならないから。



夕方、同期隊員のAさんとK君が首都マプトから飛行機で任国内旅行で来ペンバ。配属先の大学までわざわざ来てくれた。近くのレストランで食事をしたあと、宿泊のため自宅まで一緒に帰る。宿泊と言っても、自分以外のベットはないので茣蓙をしいて床に寝てもらうだけなのだが。


余談として、彼らによると自宅の感想は殺風景とのこと。そう言われるのも仕方がない。20畳以上あるリビングにあるのは上に何も置いいていない木のテーブルと椅子1脚なので。部屋を彩るものはもちろんハンガーに掛かった服やゴミ箱等も生活感を感じさせるものがない。