派遣311日目ビデオ撮影


朝7時頃、調整員のTさんから連絡が入る。語学学校でのビデオ撮影する件であった。語学フォローアップ研修では上達度合いを見るためにビデオ撮影してJICA本部に送るらしい。ポルトガル語のフォローアップ研修を受けた人たちは研修最終日に行う10分間プレゼンをビデオに収めている。


本部の人はいちいちビデオをチェックするのだろうか。1人10分としても、同様に研修を行っている各派遣国からビデオがきて100人を超えた場合、1000分=約17時間とまるまる二日かかってしまう。時間と経費の無駄にしか思えないのだけどどうなんだろ。


自分の場合も同様にプレゼン風景を撮影させてくれと言われた。しかしプレゼンといっても半分ディスカッションなので求めているものと若干違う気がしたので断る。自分が10分間しゃべっている映像がほしいだけだと思ったので、午後JICAモザンビーク事務所に行って10分間しゃべりますと返答する。いきなり連絡が来たので若干戸惑ったので上記のような回答をした。


語学学校に向かう途中、もう一人の調整員Tさんに確認したところ、プレゼンでなくても普通の授業風景の撮影でもいいいうことなので9時ぐらいに語学学校に来てもらうことにした。


ちなみにこの日話したテーマは同性愛について。文法や単語を知っているだけではだめでトピックに関する知識がないと何も話せない。
ホモセクシャルの対義語のヘテロセクシャルなんて言葉は日本でも滅多に使わない。


語学学校終了後、雨が降っていた。一時間ほどしても止まない。暇だったので語学学校内をウロウロしていたら講師のMr.Mogleにまだいたのかと言われる。彼はちょうど帰るところだった。車に同乗させてもらい、無事濡れずに帰ることが出来た。


夜、調整員Yさんの送別会がCarlosという店(通常グルグル焼肉)行われた。いつもの送別会と違ったのはJICAモザンビーク事務所のローカルスタッフもいたということ。事務所のローカルスタッフはタバコを吸うため、途中何度か席を外していた。地方だとタバコを買う金を持っていないので喫煙者でも1日数本といったところなのだけれども、彼らは箱でタバコを持っている。やはりJICAの給料はいいということだろうか。


余談として、自分がホモセクシャルに関して知識を持っていたのはたまたま。中学時代の先輩と大学時代の知人が同性愛者だとカミングアウトしていたのでそこから興味が出て、調べていたことがあったので。