派遣341日目Miss The Flight

今日は長い首都滞在を終えてとうとうペンバに帰る日。午後出発なので朝早くから昨日着た服を洗濯して乾いた状態で持っていけるようにした。


洗濯物が乾くのを待っている間、何の気無しにEチケットの番号が記載してある紙を見てみると驚愕の事実が発覚。


マプト発13時10分ではなくペンバ着が13時10分であった。マプト国際空港を離陸する時間が10時40分。確認したのが11時ちょうどだったのでもう出た後だった。


飛行機の時間を間違えたときは焦ったと言うよりはこういうことって本当にあるんだなとただただ驚いたというか妙に感心してしまった。悔やんでもどうしようもないのでもはやネタにするしかない。


とりあえず、この状態いつまで経ってもペンバに帰ることはないので次のチケットをゲットするために空港のLAM(モザンビーク航空)のカウンターに直行する。


カウンタースタッフによると今日のペンバ行きの便はもうないとのこと。次の便は明日の午前の便。チケットの新規購入ではなく、変更をできないかと頼む。新規購入だと6000MT(約18000円)ほどかかってしまう。カウンタースタッフはあまり乗り気でない様子であった。順番を待っていた次の客の対応をはじめるくらい話をあまり聞いてくれない。それでも粘っているとカウンターの外から出てきて自分に耳打ちしてきた。1000MT(約3000円)で対応すると。すかさず自分はこう頼んだ「自分の家族が病気で飛行機に乗り遅れてしまったので何とかしてくれ」。当然嘘である。こういう嘘を平気で交渉のときに使えるようになったのがこの国に来て変わったことの一つ。結局500MT(約1500円)で何とか変更扱いにしてくれた。



空港から帰ってきたら、在モ邦人のEさんが来ていたので他の隊員とともに一緒にレストランWaterFrontで食事。あんなことがあったせいで、昼間からいつもより余計に飲んでしまった。


余談として、隊員連絡所(ドミトリー)に帰った後、酔い覚ましのために昼寝をしていたらいつのまにか夜になっていた。他の隊員はそれぞれの自宅に帰っていたのでマプト最後の夜は一人で過ごすことになった。