派遣402日目殴られるかと思いきや

ポルトガル語会話

配属先は12〜14時は昼休み。自分の場合はこの時間ではなく適当な時間に外出して昼食とか買い物とかに行っている。なので昼休みの時間も机に座っている。この日は珍しくMs.Aliceもオフィスに残っていた。13時前にMs.Aliceが自分の机の前に向かってきた。殴られるのかなと思ったら、普通に雑談をしてきた。基本的に自分は雑談をしない。社交的でない性格もあるし、そもそもMs.Aliceをはじめとした同僚にあまり興味がない。


適当に切り上げようとしたけど、Ms.Aliceが楽しそうに話しかけてくるので、なかなか終わらせることが出来ない。計30分ぐらい話しただろうか。そのおかげで、彼女のバックグラウンドが若干分かった。彼女はイタリア人だけどポルトガル語が自分を含めた外国人講師の中では一番うまい。以前ポルトガルに2年ぐらい滞在していて、そこで現在の彼女の夫に出会ったとのこと。モザンビークに来る前からポルトガル語を話さざるをえない環境があるのであればそれは上手くなる。そして、彼女の夫も配属先の法学部のスタッフとして働いている。確かに彼女のデスクのPCを使ったり、親しく話したりしている見知らぬスタッフがいる。彼女たちが夫婦だとすれば、まぁ自然な振る舞いには違いない。


連続してポルトガル語で30分も会話するのは久しぶり。基本的にモザンビーク人に話しかけられても、「俺はお前に興味がない」オーラを全力で発揮するので、そんなに会話をすることはない。大抵、金銭を要求してくるなど面倒くさい場合が多いので。交渉が面倒くさいのは市場で買い物するときも同じ。つかれているときや急いでいるときは向こうの言い値でたまに買ったりする。通常の価格水準まで落とすのに10分ぐらいかかることもある。ボランティアとはいえ、新卒で来た人とは違うのでそこまで金がないわけではない。


無駄足

今日でテスト週間も終わり。今日は夜間のコースの試験監督を行う。17:30から20:30までが試験時間。しかしながら、主担当のAmurinhoから呼ばれることもなかったし、試験が行われる教室に行ってみても特に自分が監督する必要はなさそうだった。完全に無駄足だった。今年に入ってはじめて17時以降も残ったというのに。


土曜出勤

同僚のMayerからオフィスの鍵を貸してくれるよう頼まれた。理由は明日(土曜日)出勤するからとのこと。わが耳を疑った。まさかモザンビーク人の口から休日出勤したいという言葉が出てくるとは。何か悪いことが起きそうな気がした。


悪いことが現実に

この日は11時くらいからネットがつながらなくなった。結局自分が帰るまでこのつながらないままだった。こういう日は珍しくない。そう思っていたら、JICAモザンビーク事務所のボランティア調整員Tさんからショッキングなことを知らされた。海底ケーブルが切断したため、ベイラより以北でインターネットが不調とのこと。携帯電話の通話も同様でSMSがかろうじて届く。場合によっては復旧に数ヶ月かかる。去年、タンザニアザンジバル島でも海底ケーブル切断のため数ヶ月間停電状態に陥って、先月USAIDの支援により復旧したというケースもある。


この配属先に最大のメリットであるインターネット回線が途絶えてしまった。業務にも、趣味(ネットサーフィン)にも支障が出る。ここにいる楽しみが半減した。あーネットが通じる首都マプトに引っ越したい。



余談として、本日ようやく缶切りを発見&ゲット。値段は110MT(約330円)。