派遣415日目ネット復活

ほくそ笑む

ここ2週間ほど配属先ではインターネットに繋がらない状態にあった。理由はモデム故障のため(と言われている)。ということで、新しいモデムが届くまで待たないといけない。しかし、昼頃、インフラ担当のスタッフEstefanoが興奮した面持ちで情報学部のオフィスに入ってきて「同じモデムだけど、インターネット出来るぞ」と伝えてきた。


確認してみると確かに接続できた。ネットが出来てこんなに喜んだのは久しぶり。ネットカフェもあるけど、自分のPCでネットが出来る方がよい。Gmailのページにつながった瞬間思わずほくそ笑んだ。このときの自分の顔はいつになく気持ち悪いものだったと思う。



しかしながら、30分ほどで再び接続出来なくなった。あのほくそ笑みがぬか喜びに終わる。IPアドレスが取れなかったのでipconfig /renewで確かめてみると

インターフェイス Loopback Pseudo-Interface 1の解放中にエラーが発生しました:指定されたファイルが見つかりません。

というエラーが出る。ファイヤーウォールが通信を遮断しているとき、このエラーが出ることがあるけれども、特に設定を変えてはいないのでおそらくモデムの調子が悪い。しかしながら、他のマシンでは通信出来ているのが謎。明日本格的に調べないといけない。ただ、調べるといってもGoogleを使う。ネットに繋がるマシンを借りて英語のサイトを調べようと思う(自分のマシン以外は日本語を読める設定にはなっていないので)。


合鍵作成

オフィスの合鍵を作成するために、鍵屋にわざわざ配属先まできてもらった。配属先からも自宅からも遠いところにその鍵屋があるので。


オリジナルのキーを預けるのはいろいろな点で気が引けた。しかし、それは杞憂に終わった。なんと、オリジナルのキーを持ち帰る代わりに型を紙にとっていたのである。鍵屋によると、その型を用いて合鍵を作成するとのこと。不安だったのは型をとったのが机の上とかの安定したところではなく、不安定窮まりない腿の上だったこと。それでカギが出来るかどうかよりも、そんなファジーなやり方でもカギが出来てしまう驚きの方が先行した。


約2時間後、完成したスペアキーを持ってきてもらい早速試してみる。見事に入らない。先端の部分ですでに鍵穴に入らずに止まっていた。でも、あんな型取りだけで出来なかったのは若干安心出来た。このまま出来ないままでいるのもアレなので明日再チャレンジすることを約束した。



メガネ

アフリカ人は基本的に目がいいという話を日本人はマスメディアから流される情報によって信じていると思う。視力6.0とかいうのは狩猟などで生活している一部の少数民族をピックアップしている話なので一般化できる話ではない。もちろんモザンビーク人でも目が悪い人がいる。ただメガネを買うお金がなかったり、眼鏡店がアクセスできる範囲にないので、メガネをかけている人は少なく、目が悪い人がいないように見えてしまう。


メガネをかけている人が少ないので、眼鏡店も当然少ない。首都マプトと第3の都市ナンプラでは眼鏡店を見かけたことがあるけれども、任地ペンバでは見たことがなかった。それなので、存在しないモノと思っていた。今日自分のメガネが汚れているので変えてみたいという話を配属先のモザンビーク人にしたら、オールドタウンという普段行かない地区に眼鏡店があると教えられた。


日本から予備のメガネを2本持ってきているので、もしものことがあっても大丈夫だけれども、少し興味が出てきたので今度行ってみたい。乱視用のメガネも作れるかが知りたい。



余談として、老眼鏡は道端でも売っている。ただ、平均年齢が40代のこの国では老眼鏡をかける年齢まで生きる人も少ないので近視/遠視用のメガネほどではないにせよ需要は少ない。