派遣前訓練64日目外務省職員と


語学も講座も終わって、派遣前オリエンテーションということで訓練所スタッフ、所長、そして外務省の職員の方からお話があった。


青年海外協力隊OBでもある訓練所スタッフからの話が一番実践的で役に立つと思った。


外務省職員のYさんのプレゼンは正直退屈であった。Yさんは財務省出身ということで財政面からみた外交援助というで面白そうなテーマだったのだけれども、これまで講座で知っていたことが結構あったので、またかという印象はぬぐえなかった。


ただ、感心したのはYさんが講座終了後、食堂で訓練生からの質問に応じると言っていたこと。普通はそのまま、宿泊施設か新幹線に乗るために帰ってしまうものだが、実際に食堂で数人の候補生からの質問に応じていた。


現場の声を聞く姿勢を持っているっていうことに少し心打たれた。



夜、班とか国とか職種とか関係なく飲もうということでエチオピア派遣のT君が最後の飲み会を主催。会場はよろず屋。もちろん参加。


参加する前にベトナム派遣のMとウガンダ派遣のKとともにYさんを誘おうという話で盛り上がった。訓練所のスタッフにYさんの宿泊しているホテルを聞き出す。そして少し雪の降る中、Yさんが滞在しているホテルまで行った。


ホテルのフロントに聞くと、まだ帰っていないとのこと。とりあえずメッセージを残してホテルを後にしようとしたときにYさんと遭遇。最初、われわれの誘いに驚いていたものの、快く承諾してくれた。


Yさんはいろいろと話をしてくれたし、またこちらの話もよく聞いてくれた。飲み会の最後、参加した訓練生全員でレミオロメン「3月9日」を輪になってうたったときも一緒に輪になってくれた。中央官庁の人とこういう交流ができるとは思っていなかったので、このプログラムに参加して改めてよかったと思った。


もしかしたら、これがきっかけで今後の日本の外交政策を0.01mm変えるかもしれない(かなり大げさ)。