派遣040日目国家の罠

国家の罠

隊員連絡所(ドミトリー)の本棚にあった佐藤優国家の罠」を読んだ。

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて

国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて


著者は鈴木宗男議員関連の事件で逮捕された元外務省職員。今では、週刊SPAから週刊金曜日まで硬軟多数の雑誌に執筆している人気著述家。


彼の逮捕につながった公務が何の問題もなく、また検察の解釈が相当無理があるということについてよく教えてくれる。著者は自分の逮捕が時代の転換期の中における犠牲者として捉え、自分を大きな物語の中にいれようとしている。しかし、これは少し大げさではないだろうか。外務省内の内紛としてとらえる方が本質をついていると思う。


余談として、この本を読んで初めて一見して関係が希薄そうなイスラエルとロシアの関係について知ることが出来た。