派遣050日目口座開設
口座開設
今日から活動開始。といっても何をやるか決めていないし、決まっていないので、時間があった。
銀行口座を開設する必要があったので、市内の中心にあるSTANDARD BANKへ。STANDARD BANKは南アフリカに本店がある銀行。JICAモザンビーク事務所ではその銀行を利用している。
モザンビークにはいくつか銀行があり有名なのは以下の銀行。
- Millenium bim
- Barclay's
- BGI
このうち支店が圧倒的に多いのはMillenium bim。ペンバにももちろんある。この銀行しかない地域も多い(ガザ州シブトなど)。
先輩隊員Oさんからも以下の理由からMillenium bimを勧められた。
- 自宅、大学からATMが近い。
- 大学付近のATMでは警備員がいる(STANDARD BANKはいない)
最初、Oさんからのアドバイス通りMillenium bimにしようと思った。しかし、利用者数が圧倒的に多く常に長蛇の列が出来ている。何度も手続きに来るのは億劫だと思ったのでSTANDARD BANKのままにしておいた。
口座開設のための書類は首都マプトのJICAモザンビーク事務所で書き方を教わり、すでに記入を終えていたので、それを渡せばすべてことが済むと思っていた。
しかし、これがかなり苦戦する。
まず、銀行の窓口がガラスで仕切られており、銀行の店員が何を話しているのかがよく聞き取れない。ポルトガル語以前の問題。とりあえず、パスポートを見せろとのことだったので、パスポートのコピーとDIRE(外交目的で来ている外国人が所有しているIDカード)を見せる。見せた後、持ってきた書類と身分を確認するので1時間後に訪ねてこいと言われた。
再度訪れると署名をするためオフィスに案内された。その後、お金を預ける方法を聞くが、なかなか通じない。お金を預けるところのに違う窓口に並ぶ必要があるということに気づくのに10分くらいかかった。
そして、カードと小切手がいつ受け取れるのかを聞いたものの反応がない。つまらないプライドを捨てて筆談という手段をとる。しかしながら、小切手の申込用紙と思われる記入用紙を渡されただけだった。記入用紙に書いてある単語が分からないので一旦帰ることに。
店員の女性は言葉もわけもわからない東洋人が来て困った、という顔を終始していた(はらわたが煮えくりかえっていたかもしれない)。
講義の依頼
銀行から帰ると学部長のMr.Nephasから来週から講義をやってくれないかと依頼される。任地訪問調査のときはすでにすべての科目について担当が決まっていた。しかしながら、10週分やる科目が5週に短縮されていて新しい科目を来週からやるとのこと。今学期は見学かあったとしても簡単なヘルプぐらいだと思っていたので戸惑った。とりあえず、考える時間がほしいと言って決めるのを後にする。
情報学部会議
午後、情報学部内で会議が行われた。意外だったのがアジェンダが配られたこと。会議の冒頭、Mr.Nephasがファシリテーターとして自分の紹介をしてくれた。その後、各科目の進捗状況などについて話があった。といっても3割ぐらいしか理解できない。単語は分かるがそれを理解するスピードが全然ない。
会議の結果、来週からの科目を引き受けることにした。科目名はInternet Technologies。HTMLやJavascriptなどのWeb関係についての科目。Ruby on Railsなどそれほど詳しくないものについても教える必要があったものの、そこは実際に始まるまでに準備しておいてほしいとのこと。とりあえずチャレンジしてみることにした。
会議の後、ティーチングプランを作成。昨年は10週分だったものを5週分に削る必要があった。それを作成している途中で今日は終了。JICAモザンビーク事務所のT調整員からは最初の3か月は何もしないでいいと言われたものの、仕事がある方がやはり張り合いがある。