派遣080日目バッティング
バッティング
チューターを務めている学生たちの試験の時間とPBLの時間がバッティングすることに昨日気づいたものの、全体に通知する時間がない。
PBLの時間が7:30〜9:30、9:30〜11:30で試験時間が8〜11時なので見事にかぶってしまう。午後にしようかと思ったものの、今日はアサインメントの締切。午後の時間を利用してアサインメント完成させるが学生が多いと思ったので、下手に延長することもできない。
試験時間が3時間はあまりに長く、気になったので担当講師のMr.Tauraoに確認したところ2時間とのこと。10:00〜12:00にスライドさせることで何とかなった。いや、何とかなったでは済まない。あきらかにマネジメントミス。
技術補完研修やNTC(二本松訓練所)で途上国はマネジメントがなってないという話をよく聞いていた。また、それをモザンビークに来てからもそのことを感じていた。しかし、今回マネジメントを無茶苦茶にしたのが他でもない自分だった。ものすごく自分自身に腹が立つ。
アサインメント締切延長
午後16時半がアサインメントの締切だったので、続々と学生が自分のオフィスにやってきた。
提出方法は2種類。イントラネット経由での提出と自分のPCにフラッシュメモリを差しこんで提出する方法の二つ。USBメモリはウィルスに感染している可能性が高いので、日本から持参したPCではなく、大学から提供されたデスクトップPCの方に提出させた。日本から持参したPCはウィルス定義が最新ではないのでUSBメモリを突っ込むのは爆弾をカバンの中に入れられるのと感覚で大変怖い。
15時頃停電になる。当然イントラネットもデスクトップPCの両方とも動かない。15時半まで待っても停電が解消されず、また追い込んでアサインメントを完成させていた学生も作業ができないので締め切りを来週月曜まで延ばすことにした。
停電に救われたな。学生たちよ。
学生と飲む
締め切りの延長を発表した後、学生の一人Agnestoから飲みに誘われる。本来であれば、業務終了後に行くべきだったものの、何も作業ができず、またMr.Nephasも停電を理由に帰ってしまったので飲みに行くことにした。
オールドタウン近くの屋台(バラッカ)までAgnestoの友人のピックアップトラックで移動。当然われわれが乗ったのは荷台だった。
Agnestoはハードウェア系の会社に勤めていて、そこの奨学金で大学に来ているとのこと。どう見ても年上だったので、年を聞くと39歳で妻子持ちだった。英語がうまい。
彼によるとポルトガル語が出来ても、モザンビークやモザンビークと同じくポルトガル語が公用語のアンゴラやギニア・ビサウにも仕事はないから、この大学で英語を使って授業をやっているのは卒業後に仕事につくためにもよいことだと言っていた。
同じくポルトガル語圏のブラジルについて尋ねるのを忘れていた。とはいえ、アフリカ圏の方がいろいろと有利
なのでブラジルは眼中にないのだと思う。
帰りは大学の近くのスーパーで下してもらったものの、17時を過ぎていたので当然大学からのバスはない。昨日に引き続き、ピックアップトラック型シャパに乗る。昨日の怖かった記憶は薄れ、早くも慣れてきたようだ。
こうやって行動範囲が広がっていくのはうれしい。