派遣107日目モザンビーク島〜ナンプラ
この日はモザンビーク滞在している中で忘れられない日になった。そのことは後述。
朝4時に宿を出る。モザンビーク島からナンプラ行きのシャパが5時に出るため。
シャパはモザンビーク島とアフリカ大陸をつなぐ橋の付近から乗ることができる。大陸側の乗換でなかなか出発せず時間がかかった。朝5時に出る意味なし。
とはいえ今回も一番前の席に座ることができたので、OK。しかも行きのときに乗ったシートよりもクッションがしっかりしているので座りやすい。
この時期のモザンビークの朝は涼しい窓を閉めたものの、冷気が入り込んでくる。昨日、腹痛を起こしたこともあるので体を冷やさぬよう注意した。
8時半ごろナンプラのバスステーションに到着。
この後事件が起こる。この事件がこの日を忘れられないものにした。この件については、いつも以上に長くなるので別エントリで書くことにする。
午後、宿を探す。3日前に泊まったペンションにもう一度泊まりたかったものの、満室だったので探すことになった。事件の影響で街をウロウロしたくなかったけれども、こればかりは仕方がない。
とりあえず、教えてもらった宿を探すのと同時にナンプラ市街を散策。ナンプラは首都マプトよりもコンパクトな街。常識的に歩ける範囲内に観光スポットも買い物する場所も宿泊場所もバスステーションもある。
教えてもらったペンションを発見。1泊800MT(3200〜4000円)と宿泊したかった場所と同じ値段だったのでそこに決めた。
ペンションの横に入ったレストランに入る。この日はじめての食事。1日1食に慣れてきているので、それほど空腹ではない。
牛肉とたまねぎを炒めたものを注文。うまくもなく、まずくもなくといったところ。
その後、買い物に出かける。ナンプラに行きたかった最大の理由は買い物。
任地のペンバでは店舗が少ないし、あったとしても品揃えが少なかったり、高かったりするので。
買いたかったのは次の3点。
- 葡英辞書
- プリンター用インク
- 炊飯器
- 葡英辞書
配属先の大学にときどきポルトガル語の案内が貼ってあるものの単語が難しくきちんと理解して読むことができない。葡和辞書もブラジル・ポルトガル語にシフトして作成されていて微妙なので。
- プリンター用インク
具体的にはCanon BCI15というインク。
自分がほしいのではなく、Mr.Macdonaldoから頼まれた品。ペンバでも一応売っていたものの、1100MT(4400〜5500円)とかなり高い。より安いものでないと彼も継続して買うことができない。
Mr.Macdonaldoは自分の前任の人から自分に引き渡す荷物を預かっていてくれていた。ナンプラまで来てインクを探しているのは、その恩に応えたいというのが理由。
- 炊飯器
料理センスがないので、鍋で米を炊く自信がない。炊飯器を使えば、安定した出来上がりになるし。また火加減を見る必要がないので、他のことに時間を使えるのもメリット。
いろいろと見て回ったものの、適当なものがない。
辞書はペンバに売っていたものと変わらず、炊飯器はマプトで売っていたものよりも若干高い。インクに至ってはそもそもなかった。
結局大型スーパーSHOPRITEでビールとその辺を歩いていた売り子からマコンデアート(=黒壇を使った彫刻。モザンビークではナンプラ産のものが有名)という買う予定の全くなかったものを買って、ペンションに帰った。
ペンションに帰って寝たものの、蚊が多すぎて途中で起きてしまう。蚊帳がないので、蚊がダイレクトに自分に向かってくる。
20匹以上は退治した。ありえない。
この日は結局1時間ぐらいしか眠れなかった。