派遣108日目ナンプラ〜ペンバ


ペンションを朝4時に出る。


この乾季(冬)の時期に蚊が大量にいるペンションを使うことはもうないだろう。


タクシーでバスステーションまで移動。歩いて10分くらいのところにあるものの、安全面を考えて。


昼間に、あるタクシー運転手に確認したら、50MT(200〜250円)だといっていたものの、100MT(400〜500円)請求された。乗る前に値段の確認をしておけばよかったと後悔。


バスステーションの入口で警官に身分証の提示を求められる。DIRE(外交目的で滞在している外国人が持っている身分証)を見せるだけで、特に今回は問題はなかった(問題がある方がおかしい)。


バスの前には何人か人がいた。偶然にも、その中に配属先の大学の経理担当のMr.Samuelに会った。モザンビークって狭い。


Mr.Samuelはニアッサ州のクアンバに行っていたのこと。彼の助けもあり、今回も前の方の席を陣取ることができた。


バスは行きと同じくらい人が乗ってきた。通路にも人があふれ、席に座っていても窮屈さを感じる。



出発してから3時間ほど経ったとき、バスが故障した。普通に前に進むことができない。


ドライバーとメカニックらしきモザンビーク人が後輪タイヤのあたりをいろいろと調整していた。彼らが外した後輪タイヤを見るとほとんど溝がなかった。こんなタイヤで舗装されていない道を走れていることが不思議と同時に危険を感じた。


同じ会社のバスが通っても、自分たちを手助けしようとしない。乗換すらできない状況だった。


この日も、トイレに行く回数を最小限に抑えるため、何も食べてなかった。しかし、修理がいつ終わるか分からないので、食べれるときに食べておこうと思い、オレンジを購入。


こちらのオレンジは野球ボールぐらいの大きさで味はオレンジというより甘夏に近い。味はともかく、外皮が固く、さらに身についている皮も分厚いので非常に食べにくい。また食べ終わったと、手がベトベトになるのがいただけない。


1個食べてからは、それ以上食べるのをやめた。



2時間後何とか復旧。とはいえ走りが重い。途中何度も止まって、そのたびにメカニックが調整を行っていた。


結局、16時頃ペンバについた。11時間かかった。当初の予定より5時間も到着時間が延びた。


昨日の件でお礼を言うため、大学に行きたかったものの、結局行けずじまい。買物もできなかったので、この日はオレンジ一個だけで過ごしたことになった。


とはいえ、ペンバはナンプラより安心して歩ける。警官もいないし、都市特有の危険な要素がない。やはりこの街が好きみたいだ。