派遣115日目隊員総会


年一度の隊員総会。開催場所は昨日と同じくホテルアベニーダという5つ星ホテルの会議室。


いろいろとあったのでダイジェスト形式で。

JICA事務所所長講和

モザンビークで現在進められているプロジェクトについて紹介。


プロジェクトの中の一つにモザンビーク北部で道路建設があった。国内旅行をした限りでは、舗装状況は悪く、道幅も狭いので大量輸送や高速輸送といったものは厳しいのだと思う。それが物価高を引き起こすという悪循環になっているので是非是非やってほしいと思った。


各委員会による2008年度活動報告

安全対策委員会

バックパックの安全対策について紹介。

総会委員会

一年間総会およびその準備おつかれさまでした。

隊員連絡所委員会

会計報告は隊員連絡所のネットの超過料金がありつつも黒字


役員改選

来年度に向けて各委員を選出。


隊員連絡所委員会は近場のマプト州の隊員から選出。安全対策委員会と総会委員会は各州から1人ずつ選出。カボデルガド州は自分1人しかいないので、自動的に委員に選出された。


ついでに総会委員長となった。理由は他の隊員とコミュニケーションを取る機会が増えると思ったから。(総会関係の仕事で首都マプトに行けるという理由はさておき。)


健康管理について

健康管理員のKさんから今年度の隊員のケガ、疾病の発生数の報告と諸注意について。


歯の詰め物がとれるケースが結構多いらしい。


隊員連絡所について協議

隊員連絡所の使い方について隊員のNさんから確認の意味を込めて説明があった。


また、ネットの利用料の超過料金が会計を圧迫する危険性があるので今後どうするかについて話し合った。

  • 隊員連絡所の利用料金を上げる
  • 注意喚起が徹底したとみてしばらく様子を見る
  • ネットの契約プランを変更する

などいろいろ案が出た。しかしながら、結局決まらず、各隊員から後日アンケートを取ることになった。


自分からは、首都にいる際は、隊員連絡所のネットを使っていろいろと配属先の大学とやりとりをすることもあるので、今のネットの状態をキープしてほしい、と意見を出しておいた。


ポータルシステムの導入を含めPCなしで活動をするというのがもはや考えられなくなってきているので、PCがストレスなく使える環境はモザンビークに限らずあった方がいいと思う。


Tシャツ、カレンダー、機関誌等について協議

モザンビークに限らず、JOCVのTシャツやカレンダー、機関誌等を作っているJOCVは多い。マラウイみたいに隊員の多いところなんかだと、各隊次の歓送迎会ごとにDVDを作っているらしい。


モザンビークでは去年カレンダーとTシャツを作成。カレンダーは各配属先にも配られていて、実際に使われていることも多い。モザンビークでカレンダーというものをあまりみないので(売っているところをみたことがないので)珍しいに違いない。


Tシャツはすでに作成することを決定していて、今回の協議ではデザインについて多数決で決めた。


3つ決めた中に自分がアイデアが出したものも採択された。自分の力というよりは実際にデザインを行った美術隊員のNさんの力が大きいと思う。


カレンダーや機関誌の作成は有志がやってくださいということになった。


隊員情報交換会

本来の要請以外の活動について紹介。


剣道指導、バティ−ク(ろうけつ染め)作成方法や使える統計についてなど各自の得意分野を生かした活動報告や紹介が行われた。


あらためて、隊員のアクティビティがバラエティに富んでいると思った。訓練所にいたときにも思ったこととして、普通に働いていたら接点のない人たちと交流できるところが青年海外協力隊(JOCV)のいいところ。


ボランティア調整員からの連絡

調整員のYさんから今後のJOCVの動向について連絡。


8月に短期でボランティアが1人派遣されるとのこと。21年度2次隊は0人で21年度3次隊は4人今のところアサインされているらしい。


またYさんから日本食のプレゼントがあった。


自分はカレールーをもらったがおそらく使わないのでNさんの持っていた本だしと交換。さらに新隊員のYさんが料理をするということで本だしをプレゼント。Yさんが持っていたキューピーマヨネーズと交換しましょうかと言ってくれたものの、普段積極的にマヨネーズは食べないし、料理をする人が持っている方が有意義なので譲ることにした。


打ち上げ

隊員連絡所の近くにあるタイ料理店にて打ち上げ。大使館の職員の方も何人かいらっしゃっていた。
NTC(二本松訓練所)では総会後の打ち上げはお祭り騒ぎだ的なことをインドネシアの隊員のOBの方から聞いていたものの、結構落ち着いいた。女性が多いのと、比較的年齢層が高いことが影響していると思う。


タイ料理とかしばらく食べることもないので、がっついた。



感想

Nさんの活躍が光っていたと思う。


彼はモザンビーク隊員の中でも若いのだけれども、安全対策協議会での事例紹介、隊員連絡所委員長として協議のファシリテート、バティーク作り紹介、Tシャツのデザインなど要所要所でアクティビティを発揮していた。


普段からいろいろと周りに気を使えるし、発言すべきところで自分の意見をしっかり言うなど、出来た人だと感心していた。


彼は最古参の隊次なので、もうすぐ日本に帰ってしまうものの、日本に帰ってからの活躍も楽しみな人だと思った。