派遣176日目先輩隊員を見送り


朝、スウェーデン大使館内にあるスウェーディシュクリニックにて予防接種を行った。


打ったのはA型肝炎、B型肝炎の3回目。これで二本松訓練所(NTC)のときから行ってきた予防接種はすべて終わり。長かったし人生でこれほど注射を行う年は今後来ないだろう。


スウェーディシュクリニックに行く途中で、今月新たに赴任した健康管理員のOさんと話をした。Oさんは元マラウイ隊員でタンザニアでも健康管理員として働いていた女性。


モザンビークの路上にゴミが散らばっているという話をしていたところ、昔のマラウイは貧しすぎてゴミすらなかったらしい。現地人はちょっとした袋ですら喜んで持っていくとのこと。


あと、発展途上国で生活するコツとして次の2つのことを教えてくれた。

  • あきらめること
  • けちらないこと

安全と健康を金で買うという意識が大事だと教えてくれた。海外生活が長いだけに重みが違う。


予防接種終了後、空港まで今日帰国する隊員のNさんを見送りに行った。彼女は19年度1次隊の隊員で3カ月前に2年の任期が終了したけれども、今月まで滞在を延長していた。笑顔で皆に別れの挨拶をしていたのが印象的だった。帰国後は就職活動をするとのこと。日本での活躍を期待しています。


夜、調整員のYさんとTさんと一緒にステーキハウスに食事へ。普段そろわない20年度4次隊の隊員の4人が呼ばれた(全員で5人。1人は早めに任地に帰った)。


注文したステーキには石焼きのプレートの上に分厚い肉が乗っていた。そして、大量のポテトフライが。胃腸が心配だったものの無事完食することができた。同期隊員のIさんは酔っていたのかわからないけれども、かなり上機嫌であった。訓練所ではじめて会って以来見たことのないテンションでしゃべっていた。隊員連絡所(ドミトリー)に帰ったあとも、かなりリラックスして会話をしていた。自分を含めて、来モから半年で活動にも生活にも慣れてきたのかもしれない。