派遣179日目固まる日本人、日本語を話さない外国人


月一で行われている隊員連絡所(ドミトリー)の掃除の後、中庭でBBQが行われた。


集まったのは隊員(JOCV)とJICAモザンビーク事務所関係者とその家族。


JICA関係者は外国人をパートナーにしている、すなわち国際結婚している人が多い。というわけで関係者のご家族には日本人でない人もいる(こういう書き方って差別的なのか)。


暑い中、肉を焼くという孤独な作業をしながら参加者を観察していると興味深い現象が垣間見れた。最初日本人と外国人は自己紹介程度に話す。ある程度時間がたつと、日本人は固まって歓談するようになる。そして行き場を失った外国人は他の外国人を見つけて話す。


現地語学訓練のポルトガル語教師のAnabelaも言ってたこととして、外国人が集まるパーティの席でも日本人同士で固まる癖があるとのこと。欧米人やインド人はそんなことはないらしい。


自分の見解としては日本人は外国語が不得意ということを原因として考えている。他の理由としては一見さんお断りに代表される文化的な背景が関係していると思う(月並な意見だけど)。


あとパートナーが日本人であるにもかかわらず外国人が日本語を話していなかったことが印象的だった。この事実から外国語を覚えるのに恋人の有無は相関性がないことが分かる。日本にいるときに知り合ったイギリス人男性と日本人女性の元夫婦の場合も、旦那は日本語を話すことができず、奥さんは離婚の話をするのに英語でブチ切れて行ったとのこと。余談としてそのイギリス人男性はキャバクラにはまっている。なぜもっと早く歌舞伎町のことを教えてくれないのかと憤慨していた。


外国人にとって日本語なんて難しくて覚えてられないのか、日本人が優しくて(妥協して)相手の言語でコミュニケーションしているのか、またはそれ以外の理由があるのか、それらが複合しているのかは是非知りたいところ。次にあったときにでもインタビューしてみようと思う。とりあえず日本語で。話してみて実は日本語ペラペラだったら逆に面白い。