派遣206日目翻訳は語学とは別能力


昼、学長のMr.Raul主催の会議があった。テーマは来年以降の体制について。スペイン人Mr.Raulはポルトガル語で書かれたスライドを用いて英語で説明していた。実にシュール。途中ポルトガル語を英語でどう訳すのか分からず、英語講師にときどき助けを求めていた。


これはMr.Raulに語学の能力がないということではなく、翻訳というのが語学の中でもまた特殊な能力だということを示すいい例だと思った。二本松訓練所(NTC)で一緒だったアフリカ派遣のOさんとアジア派遣のMも通訳や翻訳は難しいと言っていた。OさんとMは10年以上アメリカに住んでいてネイティブ並みに英語ができる。Oさんに関して言えば英語の方が書くのは得意で訓練所に出すレポートも最初英語で書いていた。英語で会話しているときと、日本語で会話しているときでは頭の中で使っている部分が違うらしい。そこをつなげる能力のあるのが通訳者や翻訳者。翻訳者や通訳者になりたいとは思わないけど、OさんやMみたいに、そういうことを言える域には達してみたい。


話の内容としては現在は学部だけのところを来年度から修士課程と博士課程のコースを開設するとのこと。現在のスタッフだけでやるのかそれとも新たにスタッフを入れるのかについては言及はなかった。自分のいる間は修士課程の1年目が始まるだけなので、現状のスタッフだけでおそらく準備と運営はできるだろう。学部卒の自分が修士課程を教えるのかどうかは不明。現状の学部レベルでやっていることの延長線ということであればおそらく問題ない。



夜間コースの講義を進めているときプロジェクターの調子が悪くたびたび止まる。本体の熱がうまく排出されず、オーバーヒートを避けるために一時的にシャットダウンしているっぽい。それにしてもプロジェクターってなんであんなに暑くなるんだろ?