派遣230日目二本松訓練所(NTC)からの便り
午前中、2年生の学生が自分のオフィスへPCを持ちこんできた。Bluetoothの通信ができないらしい。見てみるとWindowsではなくUbuntuがインストールされていた。デバイスドライバがインストールされていないのでメーカーのサイトにアクセスしてダウンロードするよう指示する。一緒に探してみるがWindowsのものしかない。
Linuxの嫌いなところはこういうところ。所詮OSなので、デバイスやアプリケーションなどの周辺のものが使えないと全く意味をなさない。一時期、自分のPCにUbuntuを入れていたけれども無線LANがうまく認識されないのでパーティションごと消した経験がある。結局何が言いたいかというと、OS同士で機能を比べてもしょうがないということ。
余談であるが、そこらへんのモザンビーク人にマイPCを買えるような経済力はない。配属先の学生はモザンビーク人の中ではあきらかに勝ち組である。
昼、JICAモザンビーク事務所から定期便がDHLにて届く。
いつもの書類、冊子に加えて二本松訓練所(NTC)の班担当のスタッフの方からメッセージが届いていた。手書きでメッセージが書かれていたものの、残念ながらありきたりな内容であった。自分の名前と任国を他の人のものに変えてもそのまま通用するのである。やっつけ?
失礼。やっつけというのは冗談。しかしながら、20年度4次隊の場合一つの班に16人ほど訓練生がいたので、65日という短い期間で各訓練生の特徴とか任国での活動内容とかを覚えるのは同じ班の班員でも厳しい。訓練所スタッフは雑用と訓練生からの子どもじみた要求を多く受けるので、なおさら班員一人一人について覚える暇はない。自分は班でも目立たなかった方(班の人全員でスポーツをやっていたときも一人で部屋にいたくらい)なので、覚えていて下さいと言う方がおこがましい。訓練所の各種訓練についてアンケートを求められたのでそれには協力しようと思う。
訓練期間中に行われたの講座/行事をランク付けすると以下の通り。
Best3
- 特別行事 一般人はこの機会を除いて赤坂御所に行くことはできない。モザンビークとかの途上国に行く以上にはるかに困難
- OV day任国事情 ボランティア目線の任国の最新情報が手に入るので
- OV day活動座談会 職種に直結した質問ができるので有意義。特に何を持っていくかが参考になった。OVの方がとても頭のキレる方で、アドバイスがとても実践的だった。
Worst3
- 所外活動 語学の時間を2日間も犠牲にしてまで行く意味が分からない。冬の時期だとインフルエンザ等に感染する/感染させるリスクもある。自分が行った知的障害者施設では、ここ6年間で一番まずい飯を食すはめになった
- 精神衛生 あまりに一般的な内容で、結局どうすればよいのか分からなかった
- 体力維持講座 体動かしたことぐらいしか記憶にない。任国でラジオ体操やってる人なんていないはず
夕方、家に帰ると水が出ない。タンクのポンプにはまだ電気が流れていないのか。