派遣258日目成績照会

朝出勤する際、別の地区にある教員用住宅の前から情報学部の臨時学部長Mr.Mafoloがバスに乗ってくる。土曜日に突然引越していたのでどこに行ったのか謎だったけれども、これで解けた。


土曜日来て探そうと思っていた学生のアサインメントのプリントを探してみるもない。今回の科目は第1学年と第2学年合同で人数多いにもかかわらず、チェックリストを作らなかったのは反省材料。人数の多少にかかわらず作るべきか。


と思っていたら、その学生が自分のオフィスを成績照会のために訪ねてきた。まだ張り出していないのアサインメントの点数を見ても何も言ってこないので、本当に提出していないっぽい。とりあえず一安心。


その後、彼から来年首都マプトに行くので、今年いっぱいで大学をやめると告げられた。彼は夜間コースの学生にしては出来る学生だったが粘着質に絡んでくるタイプで正直面倒くさいと思っていた。しかしながら、いざ去ると告げられると若干複雑な気分にさせられる。



彼の他にも成績を照会しに多数の学生が自分のオフィスを訪ねてきた。


今回の科目の成績で一つの傾向が見られた。再試験者の比率でいうと、第1学年夜間コース、第1学年昼間コース、第2学年の順番で悪い。英語の出来る順番で並んでいる。第1学年夜間コースは昼間仕事を持っているかつ年齢層が高い(自分より年上の学生が多い)学生が来ているので、英語の上達ぶりが悪い。そこら辺を緩和して授業をしなければイケなかったのは反省材料。しかし、学生がそのことを理由に自分のところに文句を言いに来たら、「他人のせいにするな」と言ってこれ以上ないくらいの勢いで反論するが。



余談として、自分の配属されている大学に関して言えば、夜間コースなんて大学側から見れば収入向上以外のメリットは見られない。昼間コース以上に学歴だけがほしいモチベーションの低い学生が集まっているだけだしスタッフの負担は増える一方である。


さらに余談として、自分が学生の時、早稲田大学文学部は昼間学部のことを第一文学部、夜間学部のことを第二文学部と称していた(今は学部の枠組み自体が変わったらしいけど、詳細は知らない)。早大文学部出身の人が、自分の出身学部のことをいちいち第一文学部と強調しているのが気になる。夜間学部の人はわざわざ第二文学部出身とは言わないので第二ではないですよというアピールなのだろうか。第一でも第二でも偏差値を考えると世間的には十分すごいですよ。あなたたちは。