派遣260日目Defense2日目

Defense2日目


学生のソフトウェアのデモンストレーション時が退屈なので、ノートPCを持ちこんで内職できるようにした。


退屈な理由として、

  • データの項目が多すぎて、入力に異常に時間がかかる
  • いわゆるCRUD(Create,Read,Update,Delete)システムが大半なので、特に見なくてもどういう動きをするのかが分かる

ので。

Java Swingで作ったユーザーインターフェースからデータベースにアクセスするタイプのアプリケーションが大半。それだけであればMicrosoft Accessがあれば3日ぐらいで作れる。違うのはログイン機能があるかどうか。逆にMicrosoft ExcelとかMicrosoft Accessのファイルにログイン機能(パスワード機能はすでにある)をつけるようなテーマであれば逆に高得点をあげていたかもしれない(もうあるかも)。


Microsoft Excelの自由度にかなうソフトはないだろう。業務用アプリケーションソフトはExcelでも組めるような計算方法やレイアウトをあらかじめハードコーディングすることで利便性を高めている。言い方を変えるとExcelで出来るような機能を制限することにより、ターゲットとなるユーザーをアシストしたり大事なデータへのアクセスを制限する。

多分、Excelをうまく使いこなすことでいらなくなるソフトウェアは結構多いと思う。ただそれだとSI(システム・インテグレーション)会社は儲けることが出来ないので、データベースだとかJavaだとかVisual BasicだとかC#などの難しい技術を使ってソフトウェアをわざわざ作っているのかもしれない。



そんな中で学生DomingosとVarelioの作成したソフトウェアは完成度が高かった。パフォーマンスやスケーラビリティを考慮できていれば、どこかの企業に導入できるレベル。さすがに二人ともチューターを務めているだけのことはある。


余談として、Excelが出来るという人でもピボットテーブルの機能をシンプルに説明してくださいと言われると即答は難しいだろう。青年海外協力隊でPCインストラクターやコンピュータ技術として派遣される人でも答えられる人は少ないと思う。