派遣271日目ペンバ〜ナンプラ
タクシー来ず
午前3時30分頃起きる。昨日、予約したタクシー運転手の電話番号にかけるものの繋がらない。
ナンプラ行きのミニバス(シャパ)は4時、4時半、5時にしか出ない。歩いてバス乗り場まで行くのは遠すぎるし(1時間以上かかる)、安全面で推奨されていない。明日に出発を延期する案も出た。
ダメもとで知り合いのタクシー運転手に何度か電話してみるとなんとつながった。10分後に来るのが可能だと寝起きのテンションで答えてくれた。
バス乗り場
市内中心地にはすでにナンプラ行きのシャパが何台かあった。しかしながらすでに満席で乗ることが出来ない。仕方がないので、タクシーで3分ぐらいの距離のところにあるMecuraという会社のバス乗り場に移動する。このMecuraという会社のバスを使いたくなかったのは前回の旅行でバスが途中で故障して4時間ほど到着が遅れたため。故障したバスと同じバスを使っている可能性があるので前回と同じように遅れるのを危惧した。バスの中にトイレがないので、大の方をしたいときは基本的に我慢するしかないのがつらいところ。モザンビーク人は青空の下でやっているものの、そこまでの度胸も経験もない。
チケットを購入後乗り込む。自分たちが乗ったときにはまだ半分ぐらいしかうまっていなかったので無事座ることができた。ただし3人ともバラバラの席。通路にまで乗客が溢れ出したところで出発。
出発
出発後、自分の座った席の近くの通路に知っている顔を発見する。配属先の大学の学生Elizabethだった。彼女は子どもを連れていた。大学で彼女をみるときは老けているなと思ったものの、すでに子どもがいるとは思わなかった。小さい子どもがいていろいろ大変なはずなのに、そこまでして大学にくる情熱ってなんなんだろ。
バスの前の方の座席にも幾人かの学生がいた。モザンビークって狭い。
臭い
乗って3、4時間ほどしたあとものすごく臭い。あきらかにウンコの匂い。バスの中には赤ん坊を含む小さな子どもが乗っているので、そのうちの誰かがしたものと思われる。1時間ほどした後、匂いが収まる。きちんとモノが処理されたのか、自分の鼻が慣れたのか(バカになったのか)は不明。
ドキュメント
ナンプラ州に入った後、警官にバスごと止められる。通路に立っていた乗客はすべておろされてドキュメント(身分証明書)のチェックを受けていた。モザンビーク国民は基本的に身分証明書を持っている。通路にいた乗客のチェックが終わった後、警官がバス内に入ってきて、座席にいる何人かの乗客がチェックを受けた。残念ながら自分もその一人になってしまった。今回はDIRE(外交目的で来モしている外国人が持っている身分証明書)ではなく、パスポートを見せる。DIREで通用しない場合、非常に面倒くさい事態になるので、JICA事務所に預けていたパスポートをAさんが持ってきてくれた。K君もバスが止まったあと、立ちションをしていたのでチェックを受けたと後で話してくれた。
ギターを持っていたミュージシャン風の黒人(おそらくモザンビーク人ではない)が長いこと警官にいろいろと質問をされていた。10分ほど彼への尋問が終わった後、ようやく出発。半年前と同様ナンプラ州の警察はやはり面倒くさい。
Hotel Milenio
14時ごろ目的地のナンプラ市に到着。モザンビーク北部中心の都市だけあって、やはり活気がある。
バスを降りた後、前回宿泊したペンションUniversidade Pedagogica に行くものの、満室と言われて断られる。
バスに長時間乗った疲れもあり、市内を歩き回る気力が3人ともなかった。すぐ隣にあったHotel Milenioにあるレストランへ食事に行く。ここで食べたカレーが異常にうまい。ただイスラム系の人が経営しているのでビールを出していないのが残念。
その後、ホテルの受付に行き、宿泊交渉をする。ツインベッドしかなく3人は泊まれないと言われたものの、その後交渉を続けたら朝7時に出るならOKということになった。
部屋は清潔かつ高級感があふれ、セミダブルサイズの大きさがあるベッドが二つあった。フカフカそのもの。年甲斐もなく(平均年齢30歳以上)、ベッドに飛び込む瞬間の写真をとってみたりした。