派遣273日目モザンビーク島

朝食

ホテル一階にあるレストランで朝食をとる。ナンプラのホテルHotel Milenioにあるような種類豊富なビュッフェを想像していたけれども違っていた。種類も少なく、まずくもなく、うまくもない。レストラン自体の雰囲気はいい感じなので少し残念。我々以外に一組ぐらいしか客を見なかったので力を入れていないのかもしれない。

ゴア島(Ilha de Goa)

モザンビーク島から帆船で30分ほどのところにあるゴア島へ。AさんとK君はシュノーケリングと泳ぐことが目的だったけれども、自分はメガネをしている関係もあって泳がないのでペンバのビーチと同じく彼らを見守る係となった。


前回はゴア島に行くだけで800MT(約2400円)かかったけれども、今回はゴア島とカロシュカの二つの場所をめぐるのに3人で1050MT(約3150円)、一人当たり350MT(約1050円)。とてもリーズナブル。こういうとき、1人で旅行に来なくてよかったと思う。


自分たちの船以外にゴア島に近づく船があった。昨日ミニバスの中で一緒だったフランス人のAntonio達だった。モザンビーク島は世界遺産といっても、観光客が少なく、相当小さい島なので結構な確率で他の外国人観光客とかち合う。


ゴア島の砂浜に近づくも、波が高くて近づくことができない。砂浜から10m以上離れたところが限界と船頭はいうものの、そこから歩いていくと確実に胸のあたりまで水につかるので拒否。砂浜から少しまわったところにある場所が比較的波が穏やかだったので何とか濡れずに上陸することができた。


K君負傷

ゴア島の砂浜で自分以外の二人がフリスビーをして遊んでいたときにK君に異変が。不幸にも腰を負傷してしまった。以前にも腰を痛めたことがあるらしく、再発したとのこと。K君は立っているのもつらそうだったけれども、自分もAさんも何もすることができない。


大事をとって、次の島に行かずホテルに帰るという選択肢もあったけれども、そのまま次の島に行くことにした。


下半身ずぶ濡れ

次の島へ行くため、船に乗り込む際ズボンの裾をまくりあげていたものの、思った以上に深く、下半身全部が濡れる。船に乗り込んだときに履いていたジーンズを脱がざるを得なかった。しかしながら、幸い財布や携帯電話カメラは頭の上に乗せて移動していたので何とかなった。


カロシュカ(Carrachuca)

ゴア島から2時間ぐらい移動して、ようやく次の目的地のカロシュカに到着する。カロシュカは島ではなく大陸側にあるビーチ。風が無いいわゆる凪という状態だったので到着まで時間がかかってしまった。帆船という自然任せの乗り物で時間を気にすることが無駄である。


カロシュカは完全な無人島のゴア島と違い、レストランやペンションがある。車なんかもあったりする。


島の高台にあるレストランで食事。自分たちとは別に来ていたYさんとSさんがすでに別のテーブルでくつろいでいた。島を歩きまわるには中途半端に広く、またK君の腰の痛みが一向に引かないこともあり食事するだけにとどまった。


スパゲティを注文したものの、スパゲティと呼ぶにはあまりに茹で過ぎの麺が出てきた。小麦粉ってこういう味だったんだ、というのが感想。


腿を日焼け

ジーンズを乾かすため、太ももを出して船に乗っていたのでその部分が見事に日焼けをする。普段からハーフパンツとかを履かないこともあり、焼けた部分と焼けていない部分のコントラストがすごいことになった。


フランス人とオーストリア

夕食をフランス人Antonioと共にする。彼らフランス人の他に、Antonioと同じ宿にいたオーストリア人も一緒になった。オーストリア人2人は自分たち同じくこの国にボランティアで来ていると話してくれた。一人は自分の配属先の大学のベイラ校で働いていており、自分が顔見知りのベイラ校の情報学部の講師について知っていた。もう一人はソファラ州にあるゴロンゴーザ国立公園のスタッフ。今回の自分たちの旅行プランの中に余裕があればゴロンゴーザ国立公園に行くプランもあったものの、彼女の話によると今の時期は年末ということもあり閉まっているらしい。閉園しているのは残念とはいえ、無駄足を踏まないで済んだのは収穫。



余談として、フランス人のうち一人は英語もポルトガル語も全く話せない人であった。彼は完全に蚊帳の外。皆彼を無視して食事の場所を楽しんでいた。他にもこういう機会はあると思うので多少なりともストレスが溜まっているだろう。彼のガールフレンドの方は英語もポルトガル語も話せる人だったのでこの旅が何とかなっている模様。言葉話せないのによくついてくるなと思った。おそらくこのカップルは女性の方が主導権を握っているのだろう。