派遣276日目ナンプラ〜キリマネ

ボロシャパ

キリマネ行きの長距離バスに乗るためにいつものごとく朝4時にホテルを出る。モザンビーク島に行ったときと同じバスターミナルにタクシーで向かう。しかし、タクシーに乗って、キリマネ行きのバスに乗るつもりだと運転手に話したところ、ホテルの近くにしかないと言われておろされる。乗り場が違うこと以上に、途中で料金も受け取らずにおろしてくれたことが驚いた。


乗り込んだのはNampula Expressという会社の大型バス。通常のミニバス(シャパ)と同様外装も内装ともにボロく、そして臭い。とはいえこんなバスしかないので仕方がない。


ひたすら平地

目的地のあるザンベジア州は広大な平野が広がっており、ココナッツ等の作物を育成するのに適した土地。キリマネに近づくにつれてどんどん視界が開けてくる。地平線までひたすら緑の大地が広がっていた。ここに適切な農業技術が加われば大量の食物生産が出来るのにと思ってしまう。


  • **さん宅

14時過ぎキリマネのバスステーションに到着。迎えにきてくれた隊員のF君の案内で同じく隊員のOさんの家でしばしくつろぐ。おにぎりとパイナップルをいただく。同期のK君以外の隊員の家に入るのははじめてだったので、家の作りや内装や置いているものすべてが興味深かった。


自転車タクシー

キリマネの名物ともいわれるのが自転車タクシー。普通のトヨタハイエースを改造したミニバス(シャパ)はの代わりに自転車タクシーで市内各所を移動することができる。坂がない&街の規模が比較的小さいので可能なのだと思う。Oさん宅から2日間の寝床となるF君宅へ移動するのに利用した。1回あたり5MT(約20円)で利用できる。もちろん乗車人数は一人。


F君宅

彼の家はマンションの4階にある一室。F君宅だけでなく、我が任地ペンバにはない高層住宅が結構建っている点でキリマネは都会だと思った。


部屋の中は、家族用で住むところを一人で利用しているのでとても広く感じた。これといった大物家具がないのでより広く見える。虫が結構出るのが難点と言っていた通り、壁に何かが動いているのがよく見えた。


隊員集合

F君家から10分ぐらいの距離のところにあるレストランで食事。我々3人とキリマネ隊員3人、そしてキリマネから南に下ったところにあるベイラから同じく旅行で来ていたMさんの7人で席を陣取った。クリスマスということもあり結構忙しそうな雰囲気を醸し出していた。




余談として、キリマネは隊員の任地としては普通の街(観光地ではないという意味で)。7人も隊員が集まることは今後ないと思われるのでかなり貴重な集まりになったと思う。