派遣286日目溢れる想いは胸の中に

DVD-Rをドミトリーから歩いて15分くらいの店に購入しに行った後、豪雨が。


モザンビーク人は雨が降りそうでも基本的に傘を持ち歩かない。少し待てば止むので。ただし、この日は1時間以上雨宿りせざるをえなかった。何人かのモザンビーク人は雨の中、そのまま歩いて移動していた。頭にビニール袋を被る人も中にはいる。見事に雨よけになっていない



午後、諸用があったのでJICAモザンビーク事務所に立ち寄る。この日は他に特にやることもなかったので、他のモザンビーク隊員の活動報告書を閲覧した。1年近くいると、モザンビーク事情や地理に詳しくなるので以前よりも興味深く読むことができる。


昔の報告書の特徴としては字数制限の上限がゆるいこと。現在はポータルシステムでの提出なので、各項目について500文字までとシステム側で制限されている。


報告書を書く立場としては短いなと感じていたけれども、読む立場になると500文字を超えるものは冗長なだけと感じた。モザンビークや活動に対して想いが溢れるのは理解できるけれども、その想いは胸の中にしまっていただくか日記かブログにでも書けばいいのだと思う。


書き方に慣れていないままで作成された報告書や提出期限に間に合わずヤッツケ気味で作成したと思われる報告書も結構あった。結局のところ、JICA側としてはボランティアに対して成果を求めていないので、中学生の作文レベルのものでも現状OKになっている。ボランティア調整員もマナー教室の講師ではないので、特に読みやすさ等のチェックはしていない。



夜、海辺にあるウォーターフロントというレストランで明日帰国する19年度3次隊のTさんの送別会を行う。このレストランに訪れるのははじめて。タクシーじゃないと行けない距離&場所にあるというのが今まで行けなかった理由の一つ。今回は在モ邦人のEさんが車を出してくれたので行くことができた。そんなレストランなので結構グレードが高い。それを示すかのように普通のモザンビーク人はまずいない。レストラン横にはバスケットコートとプールが併設されていた。



余談として、家屋やレストラン、ホテルに併設されているプールって富の象徴なんだと思う。任地にいると水が出ないことが結構あるので、食事及び生活以外に水を使うという発想が出てこない。清潔な水を生活以外にも大量に用意できるということはそれだけで一般人ではありませんよということのアピールなんだと思う。それ以外にも、プール用の土地だったり、メンテナンスするための費用だったり、人だったりと金を食うイメージしか出てこない。プールは泳ぐためではなくて金持ちであることのステータスなんだなと改めて感じた夜だった。