派遣291日目ボアネ訪問


隊員連絡所に滞在している隊員M君が忘れ物をとりに任地に一旦帰ることになった。これといってやる用事もないので日帰りの予定でついて行くことに。


M君の任地はマプト州ボアネ郡。首都マプト市からはミニバス(シャパ)で1〜2時間ほど。この日は乗り継ぎもよく、渋滞にも巻き込まれなかったので1時間ほどで到着した(計35MT(約140円))



最初にボアネの街を散策。ミニバスの乗り場を中心に歩いて10分以内にM君の配属先、住居、市場、銀行、ペンションがあるので生活はしやすい。ただM君の話だと出歩く度に「China」「Chines」と呼ばれて、からかわれるのがよくないところらしい。


そんなボアネの農業学校にM君は配属されている。彼の担当する家畜飼育のコースの課題として、家畜が鶏しかいないため十分な実習ができない。実習授業の充実のため、豚を飼うことを計画。その第一歩として豚舎を建てている。


実際に見てみると、豚舎はほぼ完成していた。あとは、豚を入れるのみ。


自分の成果が形に残るのはいいなと思った。自分の場合、目に見える(visibleな)成果として残るのは電子ファイルだけなので、ちと物足りない気もする。



そしてM君の家である農業学校の敷地内にある職員用住宅に訪問。外見はおしゃれなものの中に入った印象として若干暗い。訪れた時間が朝早かっただけかもしれないけれども、家の採光に難がある家だと思った。家族向けの家なので一人で住むにはかなり広い。一部屋は何もないスペースになっていた。家族からの手紙が飾ってあったのが微笑ましい。



余談として、学校の豚舎を見学してから帰るときに、農業学校だから畑はないのかと聞いてみたら、自分が歩いている道が畑だった。手入れをするはずの学生たちが休みで草がボウボウだったから、全く気付かなかった。