派遣293日目医療分科会と

モザンビーク青年海外協力隊員は年1〜2回ほど各職種ごとに集まって研修を行っている。


以下が現在ある分科会

  • 理数科分科会(理数科教師隊員から構成)
  • 医療分科会(看護師や臨床検査技師隊員などから構成)
  • ICT分科会(コンピュータ技術、PCインストラクター隊員などから構成)
  • 農業分科会(村落開発普及員、家畜飼育隊員などから構成)


自分は職種がコンピュータ技術なのでICT分科会に所属している。


今回の医療分科会では医療単語帳の更新作業を行っていたので手伝うことになった。現在医療単語帳の元ファイルがMicrosoft Wordで作成されているため、ソートや分割といったことが難しく集団で編集しづらい。そして、印刷方法(A4の両面に印刷を施して4分割してA6サイズで製本)が特殊なのでPCに詳しいであろう自分が参加するに至った。


まず、MS-Wordで今現在あるものと同じものができるかどうか確認したものの、プリンターとアプリケーションの設定に依存するらしく、出来ないことが判明。


その後、しばらく試行錯誤してみてMS-Word2007ではなくMS-Word2003で同様のことが出来るとわかった。このあたりの挙動はかなり不明。


Wordにある単語をExcelに移す。分野別にタブに分けて編集、閲覧しやすいようにする。ちまちまとした作業を終えて、ようやく完了、印刷しようとしたところ、途中までしか反映されない。正確に言うと、最初の何枚かは1枚4ページで印刷されるものの、途中から1枚1ページになるのである。

印刷やExcelの設定を見てみても特におかしいところはない。問題を切り分けるには時間が足りなかった。医療分科会所属のMさんは印刷に関しては何とかすると言ってくれて自分の作業を終わりにしてくれた。


情けなかったが、その一言がなかったら徹夜してでも作業を続けていたに違いない。Mさんはじめ依頼した側の心理的負担にもなるし、そもそもの目的であった単語帳の更新および製本も遅れてしまう。


その後、マプト市内にあるケンタッキーフライドチキンへ行く。目的は食べることのほかに今年行われる授業準備のための本を読むため。クーラーが効いていて涼しいかつ明るいかつ机があって長居ができるのがKFCを選んだ理由。日本でジョナサンやドトールコーヒーで試験勉強をやっていたときとほとんど変わりがない。



余談として、自分はExcelをPC初心者向けの簡単なソフトだとは思っていない。カスタムの仕方によっては、中小、零細の業務システムをすべてまかなえる。20世紀最大のキラーアプリケーションとしてPCの普及(特にビジネス部門)に貢献したことは言うまでもない。