派遣306日目バックパッカーと


隊員K君の大学時代の友人で世界一周旅行中のSさんがマプトに来ていた。隊員何人かと在モ邦人のEさんと食事することになっていたので彼も一緒に誘うことになった。


Sさんは外見からしていかにもというバックパッカー。髪は伸びていて(切っていなくて)、若干脂ぎっていた。体は細いというかやつれている感じ。


彼は1年半ほど前に日本を出発。中央アジアを抜けて、ヨーロッパ、アフリカと廻っているところ。アフリカはモロッコから西アフリカ諸国を辿っている。モザンビークへはアンゴラザンビア南アフリカを経由して来ていた。予算は1年で100万円ほどで、学生時代にバイトして貯めていた。


危険な目に結構あっているらしく、これまでPCの盗難、路上強盗、マラリアへの罹患などを経験していた。また、旅行中に日本にいた彼女とも別れてしまったとのこと。


そんな目にあってでも旅を継続させるモチベーションって一体?と考えながら、自分には到底出来ないことだな思ったりした。予算と語学力があっても多分やらないと思う。


次の目的地はタンザニア。陸路で明日の朝ナンプラまで一気に行くらしい。マプト〜ナンプラ間は2000kmぐらいある。普通に飛行機を使う距離。タフすぎる!!!


余談として、Sさんは教員免許を持っているので帰国後は青年海外協力隊で理数科教師の隊員として途上国で過ごすことを我々からはおすすめしておいた。