派遣320日目髪

隊員連絡所(ドミトリー)の中庭でI君がSさんに髪を切って(梳いて)もらっていた。

モザンビーク男性隊員の場合、髪型は3種類に別れる。

  • 坊主(もしくはベリーショート)
  • ひたすら伸ばし続ける(ヒゲも伸ばす場合も)
  • 日本にいたときと同じ髪型

I君の場合、ひたすら伸ばし続けるを2年近く実行していたので結構長い。なので髪の毛が見た目にも重量的にも重い。終わった後、若干軽くなった印象がした。本人はシャンプー後かなり満足気であった。


水が手に入りにくい任地の場合、坊主になる傾向が高い。散髪店はそこら辺にあるものの、黒人の髪質と日本人の髪質は全く違うので、そもそも日本の理髪店や美容室と同じように切ってもらう技術は基本的にない。またHIV陽性の人が少なからずいるので、ハサミに付着した血からHIVに感染する可能性もある(とNTC(二本松訓練所)で教えられた)。ということで髪を切る場合、自分でやるか他の人に頼むかのどちらかになる。


自分の場合、他の人には頼まないことにした。プロではないので失敗した時に責めることはできないし、そもそも目的の髪型(坊主は除く)にしてもらうことは至難の業なので。実際去年の9月、すでに帰国したS君に頼んだところ、今までの人生で一番短い髪型になった。


夜、短期隊員IさんとMさんの送別のため高級ポルトガル料理レストランCrystalへ行く。今回は調整員Hさんのおごり。


余談として、今回はモザンビークでここでしか食べれないと思われるローストビーフを頼まなかった。日本でもそんなに食べることがないのに