派遣347日目絞らない

モザンビークに限らず、アフリカでは洗濯は手洗いが基本。洗濯機は大型スーパーでは一応売っているものの、高所得なモザンビーク人の家でもなかなか見ない。実際にJICAモザンビーク事務所のスタッフの家でしか見たことがない。洗濯機を買うよりもハウスキーパーを雇う方が安いのである。


手洗いした後、干す前に日本人だったらすぐ乾くようによく絞る。しかしモザンビーク人はそんなことはしない。すすいだらすぐにビチョビチョのまま干す。今回その方式を取り入れてみることにした。理由は時間がかからないから。手荒れをしないようにゴム手袋をしているものの、長時間していると縁にあるゴムで手首のあたりがヤラれてしまうので。


やってみたところ、確かに乾くのに時間はかかった。けれども常識的な範囲の時間ですべて乾く。日本にはない強い日差しのおかげだろうか。


その他の利点として洗濯物が傷みにくいことが挙げられる。きっちり絞ろうとすると雑巾みたいな絞り方になってしまい、洗濯物に負荷を掛けてしまう。プリントTシャツなんかの場合プリントしたデザインが崩れて(割れて)しまい大変よろしくない。


ということで、今後もこの絞らない方式で洗濯することにした。



余談として、洗濯機がただで手に入って(譲ってもらうなど)、水が手軽に出る環境であれば間違いなく自分は洗濯機を導入していただろう。