派遣358日目e-learning


同僚のMayerから5月から始まる科目の教材のチェックを頼まれる。Mayerは去年まで配属先の大学の学生。そして自分が卒業論文の指導をしていた。Mayerの他にもIsmael、Valerioが学生から教員へコンバートしている。またペンバだけでなく、ベイラやキリマネで教員として働きはじめた学生もいる。


モザンビークではソフトウェアを開発している会社が1社しかないので彼らの学んできたことを生かせるところが少ないのが現状。そのため、卒業後に配属先の教員になるという選択肢が現実的なものとして出てくる。



チェックすべきマテリアルはすべてPDFファイルで、比較のため複数のファイルを立ち上げる必要があった。Adobe Acrobat Readerだとウィンドウが多くなりタスクバーの領域を犯す。ということで、ネットから複数のPDFファイルをタブモードで見れるアプリケーションをダウンロード。


ダウンロードしたのはFoxit Reader。タブモードで閲覧出来るのとAdobe Acrobat Readerよりも動作が軽い。Firefoxプラグインも用意されているので、あるサイトにリンクしてあるPDFファイルもブラウザの中から見れる。


FirefoxSleipnirみたいにタブの順番を変えれないのが残念。


午後、今度からはじめるe-learningの資料を渡される。学部長Ms.Aliceの要望として自分からの意見を聞きたいとのこと。しかしながら、Mayerの担当科目のマテリアルをチェックが終わらなかったので資料を詳細に見ることは出来なかった。e-learningを実現するため、現在イントラネットで活用しているe-learningサイトを外部にも公開して大学外からもアクセス出来るようにしている途中。通常の授業の場合、講義の終了後とは別にMACという学生のために直接質問できる時間を週2時間ほど設けている。学部長のMs.Aliceの計画だと直接対面で学生が質問出来ないので代わりにSkypeを使う。自分が引っかかったのはそこ。日本みたいなブロードバンド環境が整っている環境であれば問題ないけれども、配属先はインターネットはおろか、電気もときどき止まる環境なのでSkypeを使えるような環境ではない。質問がある場合、e-learningサイトにある掲示板に質問を書かせて、タイミングがよいときに回答する方が学生、教員どちらにとっても都合がよい。ということを意見する予定。


余談として、夕方市内中心地の露店でストラップを購入。ズボンに括りつける財布のひもが壊れたので、その代わりになるものを探していたらストラップになった。値段は20MT(約60円)。ウォレットチェーンという洒落たものはない。