派遣370日目長い待ち時間


昨日の昼ぐらいから左中指が腐りそうだった。実際に鼻を近づけて嗅いでみると腐った卵みたいが匂いがする。明らかに普通の手荒れとは違う。午後仕事を休んで病院Clinica Cabo Delgadoに行く。去年の9月に胃炎で診療に行ったとき以来半年ぶり。


受付は相変わらず、愛想が悪い。名前、国籍、年齢などを伝えてロビーで待つ。ロビーには配属先の学生Ideliaが子どもともにいた。見た目から20代前半で大学にも通っているくらいなので、子どもがいるとは思わなかった。彼女は去年授業料を払わなかったので、受講した科目が0点になっていたのも、子どもがいて、学費に回す余裕がなかったと考えれば合点が行く。


1時間ほど待った後、ようやく診察。前回診断してもらった女性医師ではなく今回は中年の男性医師。症状の説明は英語で行った。左中指をポルトガル語でなんというのか分からなかったので(英語では middle finger)。原因として複数の可能性(アレルギー等)が考えられると説明されて、血液検査を行うことになった。日本と違うのは検査を行う前に料金を払うこと。受付で検査台350MT(約1050円)を支払う。


血液を抜かれた後、30分ほど待つ。その後、再び診察を受ける。とりあえず、アレルギーとかではなかった。もともと傷があった場所に細菌が入った影響で症状が出ていると説明された。何か心当たりはないかと言われても、ありすぎてよく分からない。トイレで大をした後にきちんと洗っているかどうかあやしいモザンビーク人と握手なんかをしていればそういうことにもなる。昨日の夜から熱が出たのも細菌が入ったせいだと言われれば、そんな気もする。


症状回復のため薬を処方してもらうことになった。薬の名前からはどんな効能のものなのかは分からなかったけれども、抗生物質とスキンクリームぐらいは説明を聞いててなんとなく分かる。


診察が一通り終わった後、JOCV等のJICA関係者が加入している共済から診察費用を出してもらうために診断書をこちらの持ってきたフォーマットに書いてもらった。しかし、これが曲者。レポート作成代と称して、1000(約3000円)請求される。金がかかるなら先に言ってくれ。


予想以上に費用がかかったこともあり手持ちのメティカイス紙幣がすべてなくなった。そして領収書をもらうために診察以上に待つことになった。5人も患者がいないにも関わらず、1時間半ぐらい待つ。熱もあってフラフラしている状態だったので久々にイライラした。を見ているとコンピュータを使って会計を処理している。明らかにシステムが効率化に寄与していない例。それも自分の碇を倍増させた。いつまで待たせるんだ的なことを言ったら、1分待てとの回答。モザンビークなのでそこからさらに5分待つことになった。捨て台詞を吐いてClinicaを出る。後味が非常に悪い。


スキンクリームはClinicaでは在庫がなく購入出来なかったので、市内中心部の薬局に行く。ここでも配属先の学生にあった。Amurichaがレジ係りとして働いていた。彼女の好意で51MT(約153円)だったところを50MT(約150円)してもらう。細かいお釣りが出ないのでありがたい。


余談として、Clinicaにいたのは13〜16時の3時間あまり。このうち2時間半が待ち時間だった。