派遣373日目尽きた貯水槽

先週から行っていた配属先の古い資料の整理が終わる。他のことをやりながらだったので思ったより時間がかかった。


昨日から、水が止まっているので、教員用住宅に設置してある貯水槽に水を汲みに行く。この水は洗車やコンクリを作るときに利用したりしている。それ以外に水道が止まったときの非常用に使われる。しかしながら、今日は水が尽きていた。正確に言うと50mmぐら水がたまっているけれども、ドロドロでとても使える状態ではない。同じ教員用住宅に住むMs.Elisabethからも、汚いから使うなと言われた。


こんな自体は初めて。計8000リットルぐらい入る容量で、半分の量をきることも稀だったので。


それが分かっていたのか、同じ教員用住宅に住むMr.WalterとMs.Dawndraは配属先の運転手に頼んでタンクを持ってどこかに水を買いに行っていた。幸い、自分は水のストックがまだまだあるので、今すぐ買いにいく必要はなかった。しかしながら、あの貯水槽に水が貯まるスピード以上に、ここにいる住人が使うスピードの方が早そうなので安心は出来ない。


とりあえず、予防線を張った。教員用住宅のまわりに住むモザンビーク人の家数軒に行き、自宅の水がでないから明日以降もこの状態が続くようであれば、金を出すので水を持ってきてほしいと頼んでおいた。彼らはいわゆる1日1ドル以下の生活を送る人たちなので20MT(約60円)でも払えば1km先からでも喜んで水を持ってきてくれるだろう。


1日1ドル以下の生活をしているといっても、自分の家のまわりの大体の大人はポルトガル語を使える。ポルトガル語を使えなければ、外国人である金を持っている自分と彼らは交渉できないし、交渉する対象にもならなかったと思う。教育って重要だなとふと思った。言語を使えないと稼ぐための可能性にアクセスすら出来ない。



余談として、今日はエイプリルフールでネットにも多数の嘘ネタがはびこった。正直ウザッたい。真偽がよく分からない情報が飛び交うといわれるネットの世界でエイプリルフールネタなんてすごい自虐ネタだなと思った。