派遣391日目復活

この日の朝も電気は復活していなかった。停電、タンザニア旅行同行者のドタキャンと先週半ばからいい事が続いていない。多分活動期間中に何度かある正念場だと解釈することでかろうじてそれほどネガティブにならないで済んでいる。


自分の家と同じく電気が復活していないMr.Walterは早朝から冷凍食品などを電気のある隣の家の冷蔵庫に預けていた。


不運が続くのか、朝いつも時間通りに来る配属先からのバスが来なかった。自家用車を持っているMr.Walterの車に同乗することで配属先まで行くことは出来たけれども、いつもより30分ほど来るのが遅くなった。


配属先についてまず行ったのは充電。携帯電話、パソコン、乾電池、iPodのバッテリーをそれぞれフルに充電する。停電が長期にわたる可能性に備えた。充電しているとき、電気は貯めることが出来ないという小学校のときの理科の先生の言葉を思い出していた。



教員用住宅のメンテナンスも担当している管理部門のMr.Jordaoに話をしようとしたけれども、オフィスにはいなかった。SMSの送信を試みるも、電波の調子が悪いのか、電話機の調子が悪いのか、送信に失敗する。


今日もキャンドルナイトかと思って自宅に帰ってみると、窓から光がこぼれていた。電気がついに戻ったのである。この日以上に電気に感謝した日はないだろう。扇風機なしの暑い夜ともこれでおさらば。


余談として、iPodと充電式電池はPCのUSBポートを使用する充電器を用意した。でかいアダプターがいらないので楽。PCが壊れた場合については考えていないけれども、他人のPCを借りれば何とかなるだろうと思っている。