派遣408日目プロジェクター

モデム

配属先の情報学部の掲示板に教頭(Pedagogic Director)からのお知らせがあった。内容はインターネットが繋がらない件について。近いうちに解決されることと、原因としてモデムの故障ということが書いてあった。


先週金曜日にインターネットが止まっていて、ちょうど同じ日にJICAモザンビーク事務所から海底ケーブル切断のニュースが知らされた。それなので、ネットにつながらない理由は海底ケーブル切断だとばかり思いこんでいた。よくよく考えれば、配属先は衛星回線でインターネットにつなげているので、海底ケーブル切断の影響を受けない。


屋上へ

2〜3日に1回オフィスがTrabalhadorと呼ばれるいわゆる用務員の人たちによって清掃される。時間は15分ほど。その間は部屋を出て掃除が終わるのを待つ。普段は図書館に行くのだけど、今回はその時間を利用して、初めて配属先の屋上へ出てみた。衛星回線のパラボナアンテナを見たかったのもその理由。パラボナアンテナと水のタンク以外は特に何もないし、誰もいない。景色はものすごくよいので気分転換に来るのはいいところだと思う。


話は変わるが、日本のオフィスでの清掃員に対する対応は疑問に思う。掃除機をかけている最中もホワイトカラーの人たちは席を立つどころか椅子を引くことすらしない。まるで清掃員がいないかのごとく振る舞えるのが否定的な意味でスゴイ。キレイにしてもらってるんだから、仕事の手を止めるぐらいの余裕はあってもいいのではないだろうか。


プロジェクター

配属先での講義形式の授業は基本的にスライドを使って行っている。学生用のテキストがないので、講義用スライドが教科書代わりとなる。


スライドを映すためにはファイルだけでは当然だめで、次の三つが必要になる

  • プロジェクター
  • ノートPC
  • 延長コード

上記三つを情報学部でそれぞれ一つずつ所有している。しかし、この日は同じ時間帯に二つ講義があるため、少し後から始まる自分が担当の科目については別のところから確保する必要があった。講義担当は同僚のPascoalだけれども、自分が責任者なので彼よりも先に動くことにした。


プロジェクターを貸し出す物品担当(Logistico)が不在で、30分後にようやく捕まる。ノートPCについては自分のものを貸し出した。延長コードについてはあきらめて、本体を電源に近付けることで解決。当然ノートPCを貸し出している間は資料の作成等自分の作業が出来ない。


毎度のように気を揉む必要があるかと思うとストレス。いっそのこと自分専用のプロジェクターや延長コードを購入しようかと思う。



余談として、この国ではプロジェクターのことをビーマー(beamer)と呼ぶのが一般的。