派遣409日目ネットカフェ

ネットカフェ

昼食から返ってくるときに配属先の学生から声をかけられた。第2学年の学生っぽいけれども名前が思い出せない。そんなこんなで話をしていたら、彼の働いているネットカフェに案内してくれた。ペンバには何軒かネットカフェがある。しかし、どこも利用したことがなかった。配属先でネット環境があり、行く必要がなかったので。


6〜8畳ぐらいの部屋にデスクトップPC+CRTモニターの組み合わせのPCが4台あった。スピードテストまではしていないけど、GooglePublicDNSのアドレスへpingを試してみると分には配属先と同じくらいの速さは出ていた。速さ以上にネットが繋がることに驚いた。モザンビークでメジャーな通信会社であるTDMの回線は海底ケーブルが切断していて現在使えない状態なので。その学生からは衛星回線を利用して接続していると言っていた。


利用料金は1時間60MT(約180円)。市内中心部のネットカフェが1時間100MT(約300円)なので結構お得。配属先からも徒歩5分程度でいけるので、今後配属先のネットが使えないようであれば行くことになると思う。


ネットカフェの中で知り合いのモザンビーク人医師にあった。去年後半から会っていないので相当久しぶり。彼から自分の話すポルトガル語が上手くなったと言われたことも月日の流れを感じさせてくれた。


慣れない学生たち

Fundamentals of IT の1回目のPBLを行った。対象学年の第1学年にとっては初のPBLということになる。


PBLのやり方にも慣れていないこともあり、昼コース、夜間コースの両方ともグダグダなまま終わった。ディスカッション以上に、英語に慣れていないことも不調に終わった原因として大きい。学生たちに与えたタスクの文章中にあったNowadaysの意味がわからない学生がいたことがショックだった。語彙数が少ないので発言しようにも発言出来ないし、スムーズに意見を言うことも出来ない。夜コースに関してはその傾向が強く感じられたので途中からポルトガル語の使用を認めざるをえなかった。


英語になれるのは今回の科目が終わるまでの期間では無理なので、せめて議論の仕方を学ばせない。それがチューターの役割とはいえ、第2学年や第3学年を相手にしているときと比べるとやはりしんどい。



余談として、日本の大学で全く専門科目で使わないにも関わらず、第二外国語を学ぶ意味がよく分からない。例えば、哲学科の学生がニーチェの原典を読むためにドイツ語を勉強するというのは分かるのものの、資料がほぼ日本語に限られると思われる日本の中世史を専攻している学生がフランス語を学ぶ意味は全くないと思う。