派遣420日目カンマと小数点

カンマと小数点

配属先で先週、学生たちに出した課題の採点を行う。4択問題の出来はまぁまぁだったものの、記述式の問題が壊滅的。今回は基数変換がテーマだった。10進数を2進数に変換するアレである。一つの傾向として、小数を含む数を、整数として扱っていた。例えば234.5を2345と見なしている。ほぼ全員がそういう風に回答しているなぁと思ったときにふと気づいた。「.」を「,」と見立てている。モザンビークにある商店の値札にも、小数点を「,」として表記しているので、おそらく間違いない。


スライドや自分が参考にしていた本(もちろん洋書)は、小数点は「.」で表しているので油断していた。改めて強調しておく必要がありそう。


歓送迎会に思うこと

20年度3次隊のTさんから、来月離任する20年度1次隊の送別会の案内メールが来た。他の国では分からないけど、モザンビークJOCV(青年海外協力隊)では歓送迎会の幹事は一つ前の隊次の隊員が務めることになっている(20年度2次隊の隊員は派遣されていない)。


幹事の人が負担を感じるのであれば、個人的にはこういうイベントはやらなくてもいい。というか、やるべきでないし、やらせたくない。実際、19年度4次隊の送迎会のときの幹事の隊次で首都隊員がいなかったので、任地から首都まで4時間、8時間ほどかかる首都近郊!!隊員2人がわざわざ出向いて、いろいろ行っていた。


首都マプトはレストランは結構な数があるけれども、日本の居酒屋のように大人数が入れるところが限られるので、店探しが大変。自作ムービーなんかを上映する場合、さらに場所が限られて困難を極める。その必要がない隊員連絡所(ドミトリー)でのバーベキューでも、買出しやら下ごしらえやら片付けやらでいろいろ大変。


不満が出ずに今まで続いたのはホスピタリティに溢れる隊員が多かったからだと思う。そうでない人や隊員同士の活動よりは配属先、任地での活動や交流に集中したい人にとっては負担と感じるに違いない。



余談として、大学時代の後輩に会社での積極的に飲み会等の幹事を進んで行う奴がいる。彼は、集団での飲みが好きなわけでもなく、愛社精神があるわけでも、先輩を立てるタイプでもない。参加者に予算より多めの金額を出してもらって(偽装して)、自分が払わないだけでなく副収入を得るという荒業を行っている。忘年会シーズンは毎回2〜3万円稼いでいるとのこと。より多くの金額をゲットするためにマネージャー陣に多く声をかける(課長だけでなく部長、部長だけでなく事業部長を呼ぶなど)のがポイントらしい。