派遣425日目泥のケーキ

昼前に起きる

昼前ぐらいに起きた。この時期の朝方は若干涼しいので寝苦しい思いをせず、眠り続けることができる。逆に言えば、この時期以外はきついので普段とほぼ変りない時間に起きざるをえない。


泥のケーキ

ビールを買いに行く途中で近所のモザンビーク人の家の前を通りかかったら、子ども達が泥遊びをしていた。乾季で乾いた土しか無く、水も貴重なので泥遊びしているのは結構珍しい。


聞いてみたら彼らの中に4歳の誕生日になる子がいて、その子のために誕生祝いとして泥でケーキを作っていると話してくれた。カレの家はケーキはおろか、普通の食事も事欠くときがある。


あまりに切ない遊びをしていたので、ビールを買ったついでに菓子も購入して彼らにプレゼントした。貧困層に物をただであげることについて議論は多いと思うけれども、これくらいしてもバチは当たらないだろう。


蚊が多い

ここ一週間ぐらい毎日蚊に刺されている。今年に入ってからあまり家で蚊そのものを見なかった。


教員用住宅にある使われなくなった古い貯水槽が原因かなと思う。使われなくなってからまだ日が浅いので水がある程度貯まった状態になっている。水も入ってこないので、蚊にとっては大きな水たまりに等しい。この仮説が正しいとするならば、水が干上がるまで当面虫除けスプレー等でしのぐしかない。



余談として、マラリア予防には蚊帳や予防薬と言った個人的な取り組み以外にインフラ面の整備も欠かせない。上下水道が整っていないところほど、感染率が高いというデータもあるし、実際に任地ペンバのとある地区でもそのような傾向が見られる。