派遣前訓練22日目所外活動1日目
所外活動の日。
隊員候補生は3〜6名程度のグループに分かれて、老人ホームや農家、幼稚園などにボランティアとして行く。
最初、農家を希望していたが人気が高かったので、かわりに定員割れしていた知的障害者更生施設に行くことになった。
施設はNTCから車で40分ほど行ったところにある。毎度のことながら、NTCから降りてくる道はなかなか慣れない。
施設につくと、施設長の方に挨拶を行った。社会にでることを目的としているので、セクハラまがいのことをしようとしたら、きちんと指導してくださいとのこと。
午前中は入所の方とともに作業を行った。
不況の影響で入所者の方にお願いできる作業が減少してきていると職員の方がおっしゃっていた。
入所者の方が行っていた作業としては
- 封筒の中に手紙を入れる
- サンテックのしわを伸ばして再度使えるようにする
などの作業があった。
自分が行ったのは廃棄予定のアメの仕分け作業。
袋に入ったアメを袋とアメにわけるという超単純な作業。最初は面白く感じるのだが、10分くらいで飽きてしまう。
いくら障害者といえども、何日もやっていて飽きないのか疑問。
異常に作業が早い人がいたので、対抗しようとがんばっていたら指にタコができてしまった。
作業終了後、昼食を入所者や職員の方と一緒にとる。
この昼食は本当にショッキングなものだった。ここ5年間で食べた物の中で一番まずかったと思う。
お茶なんてまずくしようがないと思うのだが、絶妙な薄さ加減とぬるさのおかげでかなりまずくなっていた。他にも、微妙な味付けのものしかなく食べきるのに相当苦労した。
職員の方や入所者の方はおいしくいただいているようなので、まさに異文化にきたのだなと思ってしまった。
午後からは散歩についていくことに。
玄関前に集合させるだけで10分以上かかるので忍耐がいる仕事だと思う。
その後、誕生会ということで入所者の一人を祝うためにおやつや花束が用意されていた。
このおやつ(一口サイズのじゃがいもを付加してみたらし団子風のたれをつけたもの)ももれなくまずかったのは言うまでもない。
帰りを見送った後、ボランティア同士で話をして次回は1時間程度時間をもらってレクリエーションを行うことになった。
次回はまともに食べれる物が出てくることに期待したい。